三谷竜生が地元に初勝利を呼び込む ~奈良競輪場~

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三谷竜生
二次予選の勝利者インタビューを終えて検車場に引き揚げてきた
エースとしての自覚

 2月27日(木)から奈良競輪場を舞台に行われている『春日賞争奪戦』の二次予選Aで地元のエース・三谷竜生(奈良・101期)が力強いまくりで地元勢として今シリーズ初勝利を挙げた。
 レースは野口裕史が青板過ぎの2コーナー下りから一気に仕掛けると、前受けの竹内雄作も合わせて踏み込む。すると、野口後位の佐々木雄一は中部勢の後ろにスイッチ。竹内は野口の後位に嵌るが、打鐘過ぎにはすかさず巻き返して最終主導権を取る。戦況を見極めていた三谷竜生が最終2コーナーからまくってゴール前の接戦を制した。

 「スタートはこのメンバーで前からいっても良いけど一番良いのは中団からだったし、勝ち上がらないといけないので、(スタートを)我慢しました。竹内が前を取って(野口と)やる気がある感じだったし、そうなるかなと。前が千切れていたので、やりづらかったけど、何とか1着に届いているので。連日、行こうと思った所で仕掛けられているし、しっかりと踏み切れて良い着を取れている」

 準決勝は10Rに登場。目標とする後輩の中井俊亮とは抜群に相性が良く、過去5度連係して全てで白星を手にしている。「準決勝もしっかりと結果を残していきたい」と集中力は更に高まるばかりで、的確なリードから決勝一番乗りを狙う。

音無剛記者

2020年2月28日 18時51分

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