準決勝は見どころ満載 ~福井競輪場・G2ウィナーズカップ~

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準決勝10Rで連係する佐藤慎太郎(左)と高橋晋也(右)
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二次予選で好連係を決めた松浦悠士(左)と宮本隼輔(右)
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清水裕友
タイトルホルダーとして準決勝は通過点だ
一瞬たりとも目は離せない

 福井競輪場を舞台に幕を開けた第4回ウィナーズカップは、2日間の日程を終えて3月28日(土)にいよいよ準決勝を迎える。
 
 グランプリ王者・佐藤慎太郎を筆頭にS級S班は5名が勝ち進み、メインの準決勝3個レースは一層熱を帯びることだろう。
 
 10Rではビッグレース初挑戦の高橋晋也が、ついにS級S班に挑むことに。「今までS班の人と戦ったことがないので、良い舞台で戦えるのは凄く有難い。緊張よりも楽しみです」と臆することなく若さを前面に押し出した走りを披露しそう。
 迎え撃つ立場となる郡司浩平は「高橋君との対戦は楽しみです。勢いがありますからね。受ける立場としては力勝負でいきます」とS級S班として大きな壁となって若手の前に立ちはだかるか。
 
 11RのS級S班松浦悠士と、ナショナルチームに所属する松井宏佑も見逃せないだろう。
 今シリーズ初の自力戦となる松浦は「戦える感じがあるし、一回くらいは自分でやった方が良い。松井君がいるので、(先行は)ないかな。臨機応変にタイミングを見て隙を突いていく」とどんな小さな勝機も見逃さない。S級S班としてファンの大きな期待を背負うだけに、準決勝は内容以上に結果が求められる。
 対する松井はナショナルチーム仕込みのトレーニングが奏功しているようで、2日目は前半11秒4、上がり11秒5の好タイムで逃げ切っており、仕上がりの良さを周囲にアピールした。「良いメンバーの中でも脚は負けていないと思う。流れを見極めてタイミング良く仕掛けられれば、チャンスはある。勝利を目指します」と自信に満ち溢れた表情で記者のインタビューに応えた。
 
 12Rの見どころはなんといっても山口同級生コンビの連係。先頭の宮本隼輔とS級S班・清水裕友は幼馴染で旧知の間柄であるだけに絆は誰よりも強い。
 清水は「隼輔は同級生で、昔から一緒に練習してきた特別な存在。練習も一緒にやるし、信頼していく。精一杯頑張るだけ」と全面的に信頼を寄せて強敵を迎え撃つ。

本吉慶司記者

2020年3月27日 19時25分

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