川崎ナイターも熱い ~川崎競輪場~

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松谷秀幸
決勝進出を決めてリラックスした様子
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小野裕次
準決勝を終えて検車場に戻り記者に囲まれる
決勝戦は好勝負必見

 3月26(木)からスタートした川崎F1ナイターは28(土)に最終日を迎える。福井競輪場で行われているウィナーズカップも白熱したレースを繰り広げているが、川崎ナイターもA級、S級ともに好メンバーが決勝に顔を揃えて見応えは十分だ。

 S級決勝は2年ぶりに地元・川崎F1に参戦した松谷秀幸(神奈川・96期)が2着、1着で決勝に進出。「初日は根田が叩けずの所から自分でまくったし、準決勝も余裕がある中で差せている。自分は動けているし、状態は良い。川崎での優勝は3年(優勝すれば2017年2月以来)もしていないんですね。それならより頑張らないと。敵は後ろ(同期の東龍之介)ですね(笑)。初日特選で差されているので」とデキ自体に問題はなく、冗談も言える余裕もあり優勝候補の筆頭だ。
 松谷の前を三度走る根田空史(千葉・94期)は「連日の競走に納得できていないし、新しいフレームは硬すぎて進みが悪過ぎ」と準決勝を終えて不満顔だったが、「セッティングが出ていないので元のフレームに戻す。少し乗って感触を確かめたが本調子に戻ると思う」と急遽方向転換。決勝は本来の走りで別線を蹴散らしてくれそうだ。

 A級決勝は唯一連勝で勝ち上がった小野裕次(千葉・95期)に注目。「連勝なので、脚は仕上がっていますね」と2日間ともに動きは軽快で、納得の仕上がりだ。決勝は地元の関根健太郎(神奈川・100期)に前を任せるが、「関根君には勝たせてもらったことがある」と話す通り、約2年ぶりの連係となるが、過去2度連係して全て白星と相性は抜群。
 関根健太郎も「徐々に脚も体の状態も良くなっている。同型が揃った3分戦なので、考えて走らないと。準決は力を出し切れずに終わったので、決勝は出し切る」と気合を入れ直すだけに呼吸を合わせて他地区撃破に挑む。

 なお、A級決勝戦は10R(20時00分発走予定)S級決勝戦は11R(20時35分発走予定)。エンジョイサイトでの投票締め切りは発走の5分前となります。

池端航一記者

2020年3月27日 21時34分

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