児玉碧衣が圧巻のV ~福井競輪場~

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児玉碧衣
賞金ボードを掲げて満面の笑み
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ゴール後に周回する1番車・児玉碧衣
女王がスピードの違いをみせつけた

 3月29日(日)、福井競輪場にて今年初のガールズケイリンコレクションが行われた。優勝したのは圧巻のまくりを放った児玉碧衣(福岡・108期)。これでガールズケイリンコレクションの優勝は2019年5月松戸ステージ以来で3度目。

 レースは前受けした梅川風子が、打鐘で誘導員が退避したことで先行態勢へ。初手から追った尾崎睦が2コーナーからまくるも、中団で大きく車間が空いての6番手から児玉碧衣が仕掛ける。勢いはよく、みるみると先頭との距離を詰めて直線で尾崎を飲み込み、迫る石井貴子を振り切った。

 検車場へ引き揚げてきた児玉碧衣は体全体で喜びを表した。
 「優勝しないとガールズグランプリの出場が厳しいと思っていたので、勝てて良かった。梅川さんのスタートは想定外でした。自分で仕掛けて行って、詰める勢いで行けたのが良かった。結構スピードに乗れていたから乗り越えられるなって。しっかりバイク誘導とかで練習をして、タイムも出ていたからモチベーションも気持ちも良い状態でここに来れた。プレッシャーを感じていた分も力に変わったかな。あとは残りのコレクションを全て取らないとって。ダービーは出られないので、オールスター、競輪祭としっかり獲らないと。ファン投票も宜しくお願いします(笑)」と、とびきりの碧衣スマイルを振りまいた。
 
 なお、次節は4月12日~14日の青森F2に出場予定。

本吉慶司記者

2020年3月29日 17時00分

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