寺崎浩平が2場所連続完全V ~名古屋競輪場~

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寺崎浩平
新風を巻き起こすスーパールーキー
デビューから9場所連続優勝

 5月8日(金)に名古屋競輪で幕を開けたFIシリーズは最終日の10日(日)に決勝戦が行われ、寺崎浩平(福井・117期)が先月の佐世保F1に続いて完全優勝を達成した。
 レースは寺崎が堂々の前受けを選択。6番手から上昇してきた川口聖二(岐阜・103期)が赤板過ぎに押さえて先頭に踊り出る。誘導員との車間を空けながら車を下げた寺崎は打鐘で一旦は佐藤龍二に被される形となったが、内を掬って6番手を確保。5番手をキープしていた雨谷一樹(栃木・96期)に中部勢との間を大きく空けられて苦しい展開かに思われたが、最終2コーナー付近から抜群のダッシュで反撃開始。椎木尾拓哉(和歌山・93期)が千切れてしまうほどのスピードで前団に襲い掛かると、川口の番手で車間を空けながら抜け出した松岡篤哉(岐阜・97期)の外を鮮やかに伸び切った寺崎がゴール線を1着で駆け抜けた。
 これで寺崎はデビューから9場所連続の優勝。27走中26勝で、S級戦でも3場所連続優勝と破竹の勢いを見せている。史上初の早期卒業生である寺崎の今後の活躍からさらに目が離せない。

熊谷洋祐記者

2020年5月12日 09時25分

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