浅井康太が3場所連続V ~宇都宮記念~

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浅井康太
今年は早くも3度目の記念V
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ゴール線で目一杯ハンドルを投げる3番車・浅井康太

 宇都宮競輪開設71周年記念『宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦』は浅井康太(三重・90期)が野原雅也(福井・103期)の先行に乗って抜け出した。浅井は4月の高知記念に続き記念を連続優勝で、G3は通算28度目のV。

 レースは打鐘過ぎに誘導を降ろした渡邉雄太を、後ろ攻めの野原雅也が押さえ、最終ホーム過ぎからペースを上げて主導権。4番手を取っていた渡邉は2コーナーから反撃を開始するも、中近勢を追った神山拓弥の横までで勢いは止まる。浅井と人気を分けた松浦悠士も最終バックで外を回すが、4コーナーから早めに踏み込んだ浅井が絶好の展開を生かして完勝した。

 浅井は「ジャン過ぎに(野原が)先頭に出て、中団になるかなって言っていたし、野原君が優勝する作戦で先行はあまり考えていなかったです」とレースは中近コンビの思惑とは違った展開になったことを語ったが、「神山君の一車は大きかったし、力にもなった。余裕を持って走れていたし、タテに踏んで渡邉君を止めるというのができた。あそこまで野原君が風を切っているので、しっかり仕事をして抜く事を考えていた。4コーナーを番手で回ったので勝つ事を考えて走りました」とファンの為に勝利を掴み取った。「今日が一番脚的にも体の動き的も良かった。今開催で久しぶりに良いメンバーで走れたので今後G1にも繋げられる。競輪を思い出した感じです。次は全プロなので上位陣としっかり走って高松宮記念杯に繋げたい」と次走への抱負を語り、笑顔で帰路についた。

本吉慶司記者

2020年5月24日 17時02分

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