〝地区内あっせん〟第一弾の記念シリーズ ~久留米競輪場~

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山田英明
最強コンビに挑戦状を叩きつける
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坂本亮馬
確かな上積みを実感し地元記念を迎える
九州地区の意地を見せる

 久留米競輪場開設71周年記念『第26回中野カップレース』が6月6日(土)に幕を開ける。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から実施される〝地区内あっせん〟の記念第一弾シリーズで、今まで何度も連係している同地区同士であっても割り切っての別線勝負が多く、普段なかなか見られない戦いや並びにも注目したい。
 
 初日のメインとなる特選レースで中国の若きS班コンビを止めようと気勢を上げるのは山田英明(89期・佐賀)だ。
 
 「最強コンビを倒さないと(タイトルは)見えてこないですからね。今回は地元九州地区の記念ですし、初日はもちろん打倒・中国コンビですよ。相手は脚力もあるし、隙もない。少ないチャンスをいかにモノにするか。前回から同期の(橋本)強のフレームを参考にした新車に換えた。今までは色々と自転車を考えながら作っていたんですけど、自分だけの考えだけじゃこれ以上は強くなれないと思って作りました。初日は組み立てに失敗しましたけど、2日目は10秒台でまくれたし感じは凄く良かったですね。前回がたまたまと言われないようにしっかり戦いたい」

 65周年大会以来2度目の地元記念制覇を目指す坂本亮馬(90期・福岡)は6レースにスタンバイ。前回の全プロ初日に好連係を決めている林慶次郎に前を託してまずは初日突破へ集中する。
 
 「前回の初日は(林慶次郎が)思った以上の踏み直しで差せずに終わったけど、ヤバいと思って前回が終わってからかなり練習しました。前回より(競走得点で)5点くらい上がっていると思う(笑)そのくらい必死にやりましたから。やっぱり地元ですからね。慶次郎が前回みたいに思い切って駆けてくれれば今度こそしっかり」


細川和輝記者

2020年6月5日 16時38分

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