升澤祥晃が今年初勝利 ~小倉競輪場~

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升澤祥晃
待望の今年初勝利に笑顔がはじける
101日ぶりのシリーズを白星で締める

 小倉ミッドナイト競輪の最終日に升澤祥晃が今年初勝利を飾った。3.86にギアを下げて臨んだレースは打鐘過ぎ4コーナーからカマした岩井良平の3番手回り。番手の奥中竜之が踏み出しから口が空き、脚力をロスしたところもあったが、升澤は直線鋭く突き抜けた。
 「昨日まではレースは楽だけど、(前との間隔を)詰めすぎてタイミングが取れてないというか。だからギアを下げて突っかからんようにと思った。前も後ろも離れてたのは冷静に見れたし、高田(誠)さんが追いつきざまに来ると思ったので踏みました。ギアを下げて良かった。夏場は86でいこうと思う」
 2月広島の最終日に誘導妨害により1位入線も失格。3カ月のあっせん規制がかかり、今シリーズが101日ぶりのレースだった。そして、奇しくも今回は広島開催。「JKAの人にあいさつしたら、みんな『頑張ってね』と言ってくれた」と周囲の温かい言葉に励まされていた。待望の今年初勝利に「神様はおるね」。切れかけた気持ちを立て直す勝ち星に感慨深げだった。

音無剛記者

2020年6月9日 00時27分

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