五輪戦士が盛り上げる高松宮記念杯 ~和歌山競輪場~

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脇本雄太
久々の競輪でも圧巻の走りを披露
脇本雄が白星発進

 和歌山競輪場で初のGI開催。「第71回高松宮記念杯競輪(G1)」が、6月18日に開幕した。新型コロナウイルス感染症の影響により、5月の「日本選手権」が開催中止を余儀なくされ、無観客ではあるものの、2月の全日本選抜以来、久しぶりG1シリーズで熱戦が繰り広げられた。来年に延期された東京五輪の自転車競技トラック種目の日本代表に内定している脇本雄太、新田祐大が今年初の競輪に参戦、雨の中でもスピードレースを盛り上げた。
 ともに特選からのスタートとなった2人。新田は4着に敗れたが、さすがのスピードを見せて2日目の「青龍賞」に進んだ。スリップしてバランスを崩すシーンもあった脇本雄太だったが、まくりで今もっとも勢いのある清水裕友、松浦悠士の中国コンビを沈めて白星スタートを切った。
 今シリーズは勝ち上がりが東西対抗ということもあり、2日目の「青龍賞(東日本)」は、5車の南関勢が2つに分かれた。また、地元の近畿地区から5人がコマを進めた「白虎賞(西日本)」は、脇本雄太-稲川翔-東口善朋のラインと山本伸一-松岡健介で別線となった。

【脇本 雄太(福井・94期)】
 「自分のなかで新鮮な気持ちでレースはできたかなって思います。雨のなかで走るのもたぶん年単位で走ったことがなかった。戸惑いながらですけど、しっかり走れたかなと思います。(打鐘の)2センターのところで自分のなかで自転車のハプニングがあって、戸惑いもありました。でも、立て直して行けたかなって思います。(2日目の白虎賞は)近畿がどう並ぼうと、僕は先頭で頑張りたい」

竹内祥郎記者

2020年6月18日 20時35分

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