舛井幹雄がホームバンクで300勝達成 ~松阪競輪場~

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舛井幹雄
いぶし銀のベテランが節目を達成
コツコツ積み重ねてきた白星

 8月19日(水)から松阪競輪場を舞台に行われているF1シリーズの2日目の準決3レースでホームバンクの舛井幹雄(三重・71期)が300勝を達成した。

 レースは中団に構えた初連係の松岡晋乃介が吉堂将規の上昇を許さずに赤板過ぎに先頭に踊り出てそのまま主導権。番手で手綱を握った舛井は最終ホームからダッシュ良く巻き返しを狙った吉堂を好ブロック。車間を空けて間合いを取りながら最終3コーナーで外を張って愛敬博之のまくりを阻むと直線で鋭く伸びてゴール寸前で逃げる松岡を差し切った。
 
 今期から4年ぶりとなるA級格付けとなるが、昨年当所の開設68周年記念『蒲生氏郷杯王座競輪』ではデビュー26年目にして初の記念優参を果たすなど、衰えるどころか磨きがかかってきている。昨年はわずかに2勝、今年はこれで3勝目と決して白星こそ多くはないが、コツコツと積み重ねてきた練習は決して裏切らない。愛弟子の皿屋豊(三重・111期)は先日行われた第63回オールスター競輪でG1初出場を決めるなど今後の活躍を期待されている。再び愛弟子のいるS級へと返り咲く日を目指して一戦、一戦を悔いなく戦い抜いていく。

細川和輝記者

2020年8月20日 12時19分

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