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2020年11月14日 15時59分

主役は譲らない野口大誠 ~高知ミッドナイト~

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野口大誠
まだまだ若手に負けられない
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林真奈美
3連覇達成へ視界は良好だ

 大垣と同日程で開催される高知ミッドナイトは、当初あっせんのあった岩谷拓磨がS級に特進して不在となった。代わって本命に推すのは野口大誠だ。降級してここまでVのない野口だが、初日特選は6勝して、準V4回、決勝3着3回などさすがの安定感で、連対率は約67%。得意のまくりでも先行でも好機に仕掛けて出られれば勝てる一戦だ。今回のメンバーなら好永晃が野口にマークだろう。好永も降級後は優勝がないものの、堅実に着をまとめていて、岩谷や橋本瑠にも食い下がっている。野口からの狙いなら連の対象から外せない。
 新鋭・犬塚貴之や地元の小原周祐ら四国勢は層が厚い。まずは小原だろう。10月武雄ミッドナイトでは注目ルーキーの松本秀らをまくりで一蹴してV。“優勝も出来ているし調子はいい”。ダッシュ強烈なスピードレーサーで、まくり、カマシが主武器ながら器用な面もあり、犬塚の番手でも自分でやってもVを狙える脚だ。犬塚は特班3戦目の10月高松で優参に失敗したが、まだ評価は下げられない。準決は、赤板1コーナーから自ら踏み上げていっての先行で、さすがに距離が長すぎた。だが、ロケットダッシュで繰り出すカマシ、まくりに頼らない走りは今後にも繋がる内容だった。ここはどんな走りを見せるか目が離せない。

 18年の前、後期に続きA級降級となった野口だが、散発的ながらS級でも自力で勝ち星を挙げていたようにまだまだ脚は落ちていない。6月久留米記念で2勝を挙げるなど調子を戻しての降級。熊本期待の松岡秀をはじめ、九州連係で素直に前を任せての番手戦も増えてきたが、基本はヤンググランプリを制した実績もあるスピード十分なまくり、カマシ。“熊本も強い若手が出てきて一緒に練習している成果です。まだまだ(別線の)若い奴に負けられないでしょ。譲れない戦いですよ”。詰めの甘さでなかなか優勝が取れないところは反省しているが、脚は間違いなく上位。今度こそしっかり勝ち切って、さらに波に乗っていきたい。

 ガールズは、競輪祭の裏開催とは思えない強力メンバーによる優勝争いだ。内村舞織、林真奈美、野口のぞみ、西島叶子の機動型に、追い込みタイプにも、久々のVを果たした田口梓乃、那須萌美。一筋縄ではいきそうにないが、10月別府、高松を連続優勝中の林がVには最も近いだろう。別府の決勝は、先まくりの吉岡詩の番手に飛び付いての差し切りで尾方真を撃破、高松のVは山原さの番手を取り切っての差し切りとタテヨコしっかりしている林らしさが良く出た内容だった。“練習はしっかりできている。自分のやりたいことが全部できているわけではないけど、やれることの引き出しは増えていっていると思う”。ここも前々で勝負し、最後はタテ脚を繰り出す自力自在戦で決着を付ける。

権田浩一 記者

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