競輪祭決勝並び ~小倉競輪場~

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郡司浩平
初タイトルを手に平塚GPへ
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新田祐大
東京五輪代表の意地を見せる
今年最後のG1決勝戦

 小倉競輪場を舞台に行われている「第62回朝日新聞社杯競輪祭」は23日に決勝戦が行われる。

 今シリーズは初日に脇本雄太(福井・94期)が落車棄権。タイトルホルダーの清水裕友(山口・105期)の二次予選敗退、昨年の競輪王・松浦悠士(広島・98期)の失格と、波乱が多かった。S級S班からは新田祐大(福島・90期)、平原康多(埼玉・87期)、郡司浩平(神奈川・99期)の3名が決勝に勝ち上がり、松井宏佑(神奈川・113期)、鈴木庸之(新潟・92期)の2名はG1初優出を決めた。泣いても笑ってもこれがグランプリ出場を賭けた今年最後の戦い。注目の並びは以下の通りだ。

 ④松井宏佑-⑨郡司浩平-⑦和田健太郎
 ⑥鈴木庸之-③平原康多-⑤諸橋愛
 ②古性優作-⑧稲川翔
 ①新田祐大は単騎

 南関勢はダイヤモンドレースと同じ並びとなり、郡司浩平が悲願の初タイトルを達成するか。「S班として決勝に乗るのは使命だけど、乗れたら嬉しいですね。ダイヤモンドレースでも前を任せた(松井)宏佑に、後ろは和田さん。結束力を見せたい。優勝を獲りにいきます」。平塚グランプリは賞金争いで当確だが、タイトルホルダーとして地元の大舞台に向かうべく全力を尽くす。

 郡司の前を回る松井宏佑は「準決勝は内容が良くないので、悔しい気持ち。(決勝は)尊敬している郡司さんが付いてくれる。精一杯、頑張ってラインから優勝者を出したい。ダイヤモンドレースでも先頭で郡司さんが1着なので、(南関から優勝者を出す)チャンスはある」

 新田祐大は北日本からただ一人の決勝進出となったが、ラインの絆を語った。「決勝は単騎だけど、北から一人でも多くグランプリに乗れるように。そしてみんなの元へ帰りたい」。11Rの特別優秀に出走する佐藤慎太郎は完走すればグランプリは当確。昨年の立川GPと同様に、平塚の地でも福島ラインを作るべく世界基準の豪脚を発揮だ。「脚の感じは最高に良い。決勝でさらに良くなるように調整したい」。

小山裕哉記者

2020年11月22日 23時40分

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