今年最後の開催が終了 ~小倉競輪場~

photo-22468
石原颯
地元記念に出場するためにも次で特進を決めたい
photo-22469
谷元奎心
2度目の挑戦で特別昇班を狙う
1、2班戦、チャレンジともに117期が完全優勝

 小倉競輪場では今年最後の開催となる熊本市営ミッドナイト競輪in小倉「富士通フロンテック杯」はA級1、2班戦、チャレンジともに117期の優勝で幕を下ろした。1、2班戦の石原颯(香川)、チャレンジの谷元奎心(鹿児島)ともに完全優勝で前走からの連勝を6に伸ばし、そろって年明け一発目の開催で9連勝の特進、特別昇班がかかることとなった。

 A級1、2班戦を制した石原颯は打鐘過ぎ2センターからのカマシで押し切り。番手の今村麟太郎が離れて、本郷雄三に追いかけられる厳しい形となったが、力強く押し切った。
 「(本郷に)切らせてジャン過ぎ2センターから行こうって話してた。行こうとしたときに7番(平石浩之)が揺れてバックを踏んでしまった。後ろに申し訳ないです。最後はギリギリでしたね。でも今回は全部、先行できたんでええかな。次でS級特進がかかるけど、S降りの畝木(努・岡山・107期)さんとかいるから。できれば2月の地元記念を走りたい。広島記念を走ってる町田(太我・広島・117期)がうらやましかったので、僕も頑張ります」

 石原より先に8Rのチャレンジ決勝を制していたのは谷元奎心。同期の和泉尚吾に警戒される苦しい展開かと思われたが、打鐘過ぎ2センターから内をすくって和泉に追い出しをかけると、和泉に追いつきざまにまくり切った。
 「(完全優勝で)最低限のノルマは達成できたけど、勝ちを意識しすぎて内容が…。今回は1回もバック取れてないんで。最近は勝たなきゃいけない使命感でレースが小さい。ヤバいです。このままじゃボコボコにされそうだけど、まずは上にあがって、そこから勉強したい」

 次走は石原が年明け9日からの広島、谷元は7日からの松山となっている。ともに2度目の9連勝への挑戦。今度こそ特進、特別昇班が決められるか注目だ。

音無剛記者

2020年12月28日 00時34分

開催情報

ページトップへ