平原康多が当大会3年ぶりのV ~立川競輪場~

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平原康多
敢闘門の前で賞金ボードを掲げる
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21年最初の記念決勝のゴール線を一番に切った7番車の平原康多
21年最初の記念を制す

  1月7日に立川競輪場で開設69周年記念『鳳凰賞典レース』の決勝戦が行われ、平原康多(埼玉・87期)が優勝した。
 
 レースは赤板で清水裕友(山口・105期)が上昇。中団で内にいた鈴木庸之(新潟・92期)が打鐘で車体故障するが、番手の平原が切り替えて5番手を確保すると2角過ぎから一気にまくり前団を飲み込み当大会3年ぶり、3度目の優勝を達成した。
 「(鈴木庸が車体故障する)アクシデントがあったけど、スパッと気持ちを切り替えられたのでスイッチが入りました。まくりにいった感触はわからなかったですけど、(鈴木)竜士君にチャンスがあるように行かないとと思っていました。3日間自力を出したことで、(グランプリから)気持ちを切り替えることができました。(新年に立川記念があることで)グランプリが終わっても気持ちを切らさずに、今年に入っていけたのが良い方向に出たかなと思います。(優勝は)デキすぎなくらいですけど、良いスタートを切れて良かったです」と今大会を振り返った。
 2021年を記念制覇という最高のスタートを切った平原の次走は地元の大宮記念。「若い子たちをバックアップしていきながらですね。ただ、地元だからということはなく、どこを走っても一戦一戦全力で走りたい」と今年もS班の責務を全うする。

木村貴宏記者

2021年1月7日 17時55分

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