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2018年3月22日

男女とも金メダリストが参戦

 「短期登録選手制度」によって来日する2018年出場予定選手(男子)及び実施概要が2月26日、JKAから発表された。本制度により6名の選手が来日し、6カ月間(4月~9月)のうち希望する3カ月以上の期間において日本国内での競輪へ出場することとなる。
 来日が予定される6選手は、マティエス・ブフリ(オランダ・来日4回目)、トマシュ・バベク(チェコ・来日2回目)、サム・ウェブスター(ニュージーランド・来日2回目)、テオ・ボス(オランダ・来日7回目)に、ジョセフ・トルーマン(イギリス)、マシュー・グレーツァー(オーストラリア)の2選手が初来日を果たす。4年連続4度目の来日となるブフリは、昨年も2回のケイリンエボリューションを含め6V。7月大宮では、上がりタイム12秒8の500走路での記録更新ともなる驚異的なバンクレコードを叩き出しており、今年は外国人エースと呼ぶにふさわしい活躍が期待される。ウェブスター、バベクは初来日だった昨年はそれぞれ優勝1回。そして、昨年が2年連続6回目の来日だったボスは、ケイリンエボリューション2回を含め8回の優勝と健在ぶりを示すに十分すぎる活躍を見せた。2017―2018シーズンの競技に関しては、初来日組のグレーツァーが、2月28日~3月4日に行なわれたトラック世界選手権大会2018(オランダ・アペルドールン)のスプリントで金メダル、1㎞TTでも銀メダルを獲得している。ワールドカップでは第1戦のスプリント、第2戦の1㎞TTで優勝。他ではブフリが特筆すべき成績を残しており、世界選手権ではチームスプリントで金メダル(準決勝戦のみ出場)、ケイリン4位、ワールドカップでは第1戦、第2戦のケイリン、第5戦のケイリン、スプリント、チームスプリントで優勝している。ボスも世界選1㎞TTで銅メダル、ワールドカップ第5戦チームスプリントで優勝している。4月のあっせんもすでに発表されており、ブフリとトルーマンが23日~25日の松戸ナイター、バベクとウェブスターが25日~27日の大垣、ボスとグレーツァーが28日~30日の宇都宮に出場する予定となっている。
 また、同制度により来日する2018年出場予定選手(女子)及び実施概要についても3月12日、JKAから発表された。本制度により5名の選手が4月22日に来日し、5月の開催から出走する予定となっている。
 ガールズケイリンにおける短期登録選手の5名は、ナターシャ・ハンセン(ニュージーランド)、ロリーヌ・ファンリーセン(オランダ)、ステファニー・モートン(オーストラリア)、マチルド・グロ(フランス)、ニッキー・デグレンデル(ベルギー)で、ハンセン、ファンリーセン、モートンは昨年に続いての来日、グロ、デグレンデルは初来日となる。昨年は、ファンリーセンが2回の優勝、モートンは出場した4戦すべてで優勝している。また、トラック世界選手権大会2018には5名全員が出場していて、ワールドカップ第5戦ケイリンでも優勝したデグレンデルは、史上初の12個目の金メダル獲得を狙った絶対女王のクリスティーナ・フォーゲル(ドイツ)らを破ってケイリンで金メダルを獲得。モートンはスプリントで銀メダル、ファンリーセンもチームスプリントで銀メダル(予選のみ出場)を獲得している。
 なお、5選手は5月上旬~6月中旬に開催されるガールズケイリンにあっせんされ、通常各開催に2名程度があっせんされるが、6月上旬に行なう単発企画レースは3選手をあっせんすることとしたいとなっている。

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