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2018年5月17日

競輪学校で報奨金制度を導入

 日本競輪学校(瀧澤正光校長)では、高い運動能力を持つ志望者の確保、志望者数の増加を図るとともに、入学後の生徒の訓練意欲を促進させることを目的として、報奨金制度を新設した。5月10日にJKAより発表されたもので、この制度は、9日に同校へ入学した第115回生徒(男子)及び第116回生徒(女子)から適用される。競輪学校では、男子については、200m11秒20、400m23秒、1000m1分08秒、3000m3分49秒50以内で金帽(ゴールデンキャップ)、それぞれ11秒50、23秒70、1分10秒50、3分58秒50以内で白帽(以上が能力評価A・スピード、持久力共に優れている者)、200m11秒50、400m23秒70以内で黒帽(能力評価B・スピードはあるが、持久力に劣る者)、1000mが1分10秒50、3000mが3分58秒50以内で赤帽(能力評価C・持久力はあるがスピードに劣る者)、上記以外を青帽(能力評価D・スピード、持久力共に劣る者)、女子については、200m12秒30、400m25秒50、1000m1分15秒、2000m2分41秒50以内で金帽(ゴールデンキャップ)、それぞれ12秒80、26秒20、1分18秒、2分49秒以内で白帽(以上が能力評価A・スピード、持久力共に優れている者)、200m12秒80、400m26秒20以内で黒帽(能力評価B・スピードはあるが、持久力に劣る者)、1000mが1分18秒、2000mが2分49秒以内で赤帽(能力評価C・持久力はあるがスピードに劣る者)、上記以外を青帽(能力評価D・スピード、持久力共に劣る者)を能力区分基準タイムとして制定している。報奨金制度導入により、帽色「金」(ゴールデンキャップ)を獲得1回あたり20万円を支給、帽色「白」を獲得1回あたり10万円を支給する。また、年間5回の記録会において、全て帽色「金」を獲得すると100万円をボーナス支給、帽色「金」を1回以上、それ以外は帽色「白」の場合は30万円をボーナス支給、全て帽色「白」を獲得すると10万円をボーナス支給する。これにより、例えば年間5回の記録会において、全て帽色「金」を獲得した場合、20万円×5に100万円のボーナスで200万円が当該生徒に支給されることとなる。ただし、帽色「青」を1回獲得すると支給額の総額が半額となり、帽色「青」を2回以上獲得した場合には報奨金は支給されない。また、全5回の記録会のうち1回欠席すると支給額の総額が半額となり、2回以上欠席すると報奨金は支給されない。1回の欠席に、記録会で1回でも帽色「青」を獲得となった場合も報奨金は支給されない(欠席と帽色「青」を同様の扱いとする)。ちなみに、支給対象生徒が教育期間中に休学となった場合、休学となった期の報奨金は支給されない。

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