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2018年11月29日

松井宏がS級へ一番乗り

 11月19日開催の小田原競輪FⅠ最終日第10レース・A級決勝に出走した松井宏佑(神奈川・113期)が、最終ホーム8番手から一気に仕掛けると、笠松将太(100期)―高橋泰裕(107期)での2段駆けで抵抗を試みた埼玉勢らを力強くねじ伏せてVを飾った。これで松井は、10月松戸FⅠ、11月静岡FⅡに続き3場所連続完全優勝を達成し、11月20日付でS級2班へ特別昇級した。同期のトップクラスで潰し合うチャレンジのあっせんもあって、2班に特別昇班を果たすまでには7場所かかったが、1・2班戦は負けなしで通過し、デビューから4カ月余りでS級へと挑む。大学時代までスピードスケート選手として活躍してきた松井は、競輪学校在校時から自転車の才能が開花。第2回記録会で400mFDの学校記録を更新するなどして、トラックレース短距離ナショナルチームのブノアヘッドコーチに見出されてHPD教場で脚力を磨き、自転車競技出身のエリート達と互角に渡り合って在校成績は3位。卒業後は強化指定選手B指定選手として、トラック短距離・男子エリートのナショナルチーム入りをし、競技でも将来を嘱望されている。なお、3場所連続完全優勝達成での特別昇級は、9月3日に野口裕史(千葉・111期)が前橋競輪場で達成して以来で、今年5人目、113期勢では一番乗りとなった。

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