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2019年4月28日

黒沢征治がS級に特進

黒沢征治がS級に特進1

 4月27日開催の小倉競輪FⅡミッドナイト最終日第9レース・A級決勝に出走した黒沢征治(埼玉・113期)が、木村弘(青森・100期)の先行に対し、すかさず4番手に追い上げると、最終2コーナーからまくり発進。3コーナーで木村を捕らえて後続を4車身千切りVを飾った。これで黒沢は、4月伊東、青森FⅠに続き3場所連続完全優勝を達成し、4月28日付でS級2班へ特別昇級した。大学時代にはドラフト候補に挙げられ、社会人野球日本選手権では2位など、速球派投手として実績を残した後に、競輪界に転身。113回生の適性ナンバーワンで、“113期勢の中でナンバーワンの先行型”との呼び声も高い黒沢。チャレンジ時代に落車、鎖骨骨折があり、出世はやや遅れたが、1・2班戦は一度も連を外すことなく6場所で卒業してS級に挑戦することとなった。「先行したかったけど、突っ張れなかったです。タマタマ4番手に入れただけで、気持ち的には負けてましたね。まくりに構えることがないので、ドキドキしながら行きました。特進することができたのはよかったです。同期6人が上で活躍しているので、5月以降は自分もS級で先行勝負して、しっかり結果を残せるように頑張ります」と今後の意気込みも込めて振り返る。なお、3場所連続完全優勝達成での特別昇級は上田尭弥(熊本・113期)が3月28日に久留米競輪場で達成して以来で、今年早くも8人目の記録。113期勢では7人目となる。

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