山田英明がまくってV ケイリン
初手は発走前に行ったくじ引きにより位置が決まっており、先頭から木暮安由-古性優作-山田英明-鈴木竜士-松谷秀幸-宿口陽一-根田空史の順。最終ホームで宿口が一気に前団を叩いて出るが、最終バックから力強くまくった山田英明がゴールを先頭で駆け抜けて優勝。寬仁親王牌の理事長杯に出場する権利をつかみ取った。
「あまり早く仕掛けても仕方ないので、踏み遅れないように自分の仕掛ける順番がきたら行こうって思っていました。ヨコの動きがない分、併走しても落ち着いて自分のペースで踏めました。全プロの優勝は今までないです。寬仁親王牌につなげないとって思って決勝に乗ろうとはしてたけど、優勝という結果が付いてきて良かった。体調や調子も少しずつ良くなっているのでこういうケイリンで結果が出て良かった」
最終ホームで山田の後ろに入った松谷秀幸が2着に。
「車番が響きますね。予選は2番車で決勝は5番車だったので厳しくなりました。この誘導の(ペースの)上がり方じゃ後ろになった選手はきつい。脚の溜まりが全然違う」
最後方から一発にかけた根田空史だったが、届かず3着が精一杯だった。
「(初手が)7番手で仕掛けるどころじゃなかった。直前にパンクをして山中(秀将)さんの後輪を借りていたけど、車が進まない。後ろになるとキツいですよ」