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2019年6月26日

山田諒が113期勢10人目のS級戦士に

 6月26日開催の岸和田競輪FⅠ最終日第8レース・A級決勝に出走した山田諒(岐阜・113期)が、福永大智(大阪・113期)―酒井拳蔵(大阪・109期)―山本巨樹(大阪・100期)で二段駆けも可能な布陣を敷いた地元勢らを相手に打鐘先行を敢行。巻き返してきた地元勢を突っ張った際に、番手の清水広幸(愛知・57期)が離れ、後位に福永―酒井がハマる展開となりながら、3番手強襲の酒井らの追撃を振り切ってVを飾った。この優勝で山田は、5月函館FⅠ、6月奈良FⅡミッドナイトに続き3場所連続完全優勝を達成し、6月27日付でS級2班へ特別昇級した。“(岸和田の)決勝は地元勢の動向を見ながらでしたが、先行で勝負したいと思っていました。先行で勝てたことが何よりも嬉しい。(特別昇級を果たしたが)特別、記念で活躍できるような選手になるまで、まだまだ練習で力を付けていきたい”と優勝インタビューで喜びを語った山田は、アマチュア時代にはインターハイ、高校選抜の1㎞TTで優勝などの実績を持ち、強靭な地脚が武器。競輪学校時代から先行勝負にこだわってきて、昨年12月にチャレンジから特別昇班を果たすと、課題だったダッシュ力強化にも成功。1・2班戦は13場所で卒業して、デビューから1年でS級へと挑戦することとなった。なお、3場所連続完全優勝達成での特別昇級は植原琢也(埼玉・113期)が5月31日に弥彦競輪場で達成して以来で、今年早くも10人目の記録。113期勢では9人目の特別昇級となる(6月取手でのレインボーカップA級ファイナルで優勝して特別昇級した小林泰生(群馬)を加えると10人目)。

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