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2019年7月18日

屋内250トラック「JKA250」が完成

屋内250トラック「JKA250」が完成1
屋内250トラック「JKA250」が完成2
屋内250トラック「JKA250」が完成3

 日本競輪選手養成所に、国内2例目となる国際基準に準じた木製の屋内250トラック『JKA250』が建設され、7月17日に落成式が行われた。トラックデザイナー、ピーター・ジュネック氏監修のもと作られたこのトラックは、フィンランド産モミの木を使用。総工費約19億円をかけ、着工から11ヵ月を経て完成した。
 落成式ではナショナルチームのメンバーや、マティエス・ブフリ、デニス・ドミトリエフによるケイリン競走のほか、小林優香と太田りゆのマッチ・スプリント、選手候補生による200mTTなど、デモンストレーションレースを実施。2019トラック世界選手権ケイリンで銀メダルの新田祐大は、「僕が学校生の時に感じていた日本と世界の差をここでは埋めることができるし、広げることもできる。今まで名前が出てこなかった選手でも、今後は名前が知られていくと思うので競輪の発展につながっていくと思います」と話した。
 バンクの形状や走路に関しては「コーナーにクセがあり、外に膨らむ」という印象を持った選手が多かったが、「練習をすれば、タイムはでるかな」と話したのはUCIトラックワールドカップケイリンで金メダルを獲得した脇本雄太。「伊豆ベロドロームひとつだと、いつでも使えるっていう環境ではなかったので、大事なものが増えました」と、完成を喜んだ。今後JKA250は、選手候補生の練習場所となるほか、東京2020に向けて5月から改修工事が行われている伊豆ベロドロームに変わり、ナショナルチームの練習拠点としても使用される。

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