８月８日開催の函館ＦⅡミッドナイト最終日第７レース・Ａ級決勝に出走した菊池竣太朗（静岡・111期）が、最終ホームから一気にまくった中釜章成（大阪・113期）を、番手の山口智弘（愛知・99期）を飛ばして追走。ロケットダッシュの中釜に踏み出しで口は空いたが、３コーナーで追い付くとゴール前で交わして１着を取った。この優勝で菊池は、７月月武雄ＦⅡミッドナイト、立川ＦⅠに続き３場所連続完全優勝を達成し、８月９日付でＳ級２班へ特別昇級した。Ｓ級で活躍した通晃（69期・引退）を父に持つ菊池は、昨年２月に２班に特別昇班。３場所目には優勝するなどすぐに１・２班戦でもトップクラスに定着した。その後、ラインで決める先行にこだわり点数を落した時期もあったが、今年に入ると持ち前のダッシュ力を生かしたまくり主体の走りで勝ち星を量産。追加出走で走った函館も特選、準決と脚を溜めてのまくり、決勝は前記の通り自在性を発揮した競走でチャンスをしっかりものにした。なお、３場所連続完全優勝達成での特別昇級は嵯峨昇喜郎（青森・113期）が７月３日に玉野競輪場で達成して以来で、今年早くも12人目の記録となる。ちなみに、113期勢以外では３月９日に向日町競輪で達成した小森貴大（福井・111期）以来で、今年３人目。