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2019年11月19日

眞杉匠がS級に特進

 11月18日開催の別府FⅡミッドナイト最終日第7レース・A級決勝に出走した眞杉匠(栃木・113期)が、赤板で前団を切って先頭に立つと、番手の佐藤学(栃木・93期)の好アシストで、引いて打鐘から巻き返してきた伊藤颯馬(沖縄・115期)の後位に入る絶好態勢に。3番手に入って内を掬った大西貴晃(大分・101期)と伊藤が絡んで落車するアクシデントもあって、2コーナーまくりで楽々押し切って1着を奪った。この優勝で眞杉は、11月福井FⅡ、同月取手FⅠに続き3場所連続完全優勝を達成し、11月19日付でS級2班へ特別昇級した。
 眞杉は、自転車の名門高校出身で、すでに練習ではS級上位クラスの選手とも互角に渡り合えるとの評判の気鋭。強靭な地脚を売りに、5月に特別昇班を果たした後も徹底先行を貫いており、直近4カ月の決まり手の80%が逃げ、バック先制は20回を超えている。特別昇班直後は、決勝となると大きな着が続いていたが、焦らずに仕掛けられるようになってパワー発揮。高校の先輩で練習仲間でもある115期ナンバーワンの坂井洋を追って113期勢では12人目のS級戦士となった。なお、3場所連続完全優勝達成での特別昇級は前記の坂井が10月26日に大宮競輪場で達成して以来で、今年16人目の記録となる。

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