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2019年12月14日

朝倉智仁が115期3人目のS級戦士に

 12月14日開催の西武園FⅡ最終日第12レース・A級決勝に出走した朝倉智仁(茨城・115期)が、前受けから引いての巻き返しで最終ホーム手前で主導権を奪うと、マークの木村貴宏(茨城・80期)が踏み出しから遅れ気味だったこともあって、後続をどんどん突き放して、6車身のセーフティーリードを保ったまま1着でゴールした。この優勝で朝倉は、11月取手FⅡ、12月前橋FⅡに続き3場所連続完全優勝を達成し、12月15日付でS級2班へ特別昇級した。
 競輪学校での在校成績こそ55位と振るわなかった朝倉だが、高校総体の1㎞TTで3位になど高いポテンシャルの持ち主。デビューするやその素質が開花し、チャレンジからの特別昇班こそ一度失敗して10場所掛かったものの、1・2班戦は負けなしのまま卒業することとなった。7月デビューの115期生では、高橋晋也(福島)、坂井洋(栃木)がすでに特別昇級を果たしており、ともにS級優勝も果たしている。強地脚を生かした積極策で売る朝倉も、この2人と同様、S級でも早々に結果を出せるか今後も目が離せない。なお、3場所連続完全優勝達成での特別昇級は眞杉匠(栃木・113期)が11月18日に別府競輪場で達成して以来で、今年17人目の記録となる

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