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2019年12月17日

115期勢が相次ぎS級に特進

 12月16日開催の奈良FⅡミッドナイト最終日第7レース・A級決勝に出走した小原佑太(青森・115期)が、前受けから引いて6番手に構えると、打鐘2センターから反撃を開始。奥出良(石川・109期)-吉川起也(富山・92期)で逃げた北陸コンビ、さらに小原を止めにいった吉川の内をすくっての番手まくりで小原に合わせようとした嘉永泰斗(熊本・113期)の抵抗を退けて1着でゴールした。この優勝で小原は、10月大宮FⅡ、11月平塚FⅠに続き3場所連続完全優勝を達成し、12月17日付でS級2班へ特別昇級した。
 大学時代から、全日本1㎞TT優勝、国体スプリント優勝など輝かしい実績を持つ小原は、競輪学校卒業後、ナショナルチーム入り。強化指定B選手として、東京の次のパリ五輪を目指す次代を担うスーパースター候補だ。脇本雄太(福井・94期)らとのトレーニングに加えて、ワールドカップ第1、2戦にも出場するなどハードな競技生活を送る。その一方で参加している競輪でも結果を出しており、9月和歌山FⅡでチャレンジから特別昇班すると、1・2班戦は4場所で通過することとなった。ポテンシャルの高さは、すでにS級優勝を果たしている坂井洋(栃木)、高橋晋也(福島)以上ともいわれるだけに、今後のS級でも早々に結果を出すか目が離せない。なお、3場所連続完全優勝達成での特別昇級は朝倉智仁(茨城・115期)が12月14日に西武園競輪場で達成したばかりで、7月デビューの115期生から4人目、今年18人目の記録となる。

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