２０１９年（１月～12月）における競輪選手年間賞金取得状況が１月10日、ＪＫＡから発表された。賞金取得上位30名は、『ＫＥＩＲＩＮグランプリ２０１９』を制して１億８８７３万３４００円を獲得して初の賞金王に輝いた佐藤慎太郎（福島・78期）のほか、脇本雄太（福井・94期）、松浦悠士（広島・98期）、清水裕友（山口・105期）、中川誠一郎（熊本・85期）が年間取得賞金１億円を突破した。一方、女子は『ガールズグランプリ２０１９』を連覇した児玉碧衣（福岡・108期）が２８４０万３０００円を獲得し２年連続トップ。なお、新人選手の賞金取得トップは、115期が坂井洋（栃木）で８２５万１０００円、116期（女子８回生）は吉岡詩織（広島）で４６７万３０００円だった。
　また、１０００万円以上取得した選手は８５２名で前年より１３２名増と大幅に伸び、女子は15名（児玉、石井寛子、石井貴子（千葉）、梅川風子、佐藤水菜、小林莉子、尾崎睦、奥井迪、長澤彩、梶田舞、細田愛未、大久保花梨、山原さくら、鈴木美教、柳原真緒）で前年より１名増だった。登録選手２３７６名（19年12月31日現在）の平均取得額は１０４０万２２８０円（前年は２３３０名で９８９万３２６３円）で10年以来の１０００万円超えとなった。ちなみに、級班別の賞金の平均取得額は、Ｓ級Ｓ班（９名・19年12月31日現在の在籍者）が１億４６２万６３１１円、Ｓ級１班（２１１名）が２２０６万６１７１円、Ｓ級２班（４６８名）が１２５０万９４６６円、Ａ級１班（５１９名）が９４８万５９４１円、Ａ級２班（５２７名）が７８８万５３８円、Ａ級３班（４５６名）が６４２万５１９３円、Ｌ級１班（１３５名）が６４６万８３１３円だった。