第36回 とても愉快な後輩たち 2018年10月27日
須藤直道選手の次は、更に1つ下の小林潤二選手です。まずは第1弾。当時カップヌードルは1個140円で、売店でお湯を入れて来ます。俺は潤二にチリトマ(チリトマト味)を頼みました。潤二は「ハイ、ワカリマシタ!」と元気よく部室から買いに行きました。ところが部室に戻った潤二の手には、チーカマ(チーズカマボコ)3本と20円が握られています。俺は「20円余っておかしいと思わねぇのかよ!」と笑いを堪えながら怒りましたが、見ていた周りは腹を抱えて大爆笑でした。
次は第2弾。前橋競輪場が使えない日にトレーニングセンターへ行こうとしたら潤二を発見!「一緒に練習行くか?」と聞いたら「ハイ、イキマス!」といつも通り元気な返事!俺は「16時にトレセンの前に集合」と言い残し学校を後にしました。ところが16時に潤二の姿はありません。先輩を待たせるなんて!と思いながらトレーニングを開始しましたが、結局潤二は現れませんでした。次の日、学校で潤二を呼び出すと堂々としてます。俺は「昨日は何で来なかった?」と少し怒りめに言うと、潤二は「ボクハズットマッテマシタ!」と言います。「どこで待ってたの?」と聞くと、潤二は「とりせんデス!」と言い放ちました!因みに(とりせん)は地元のスーパーです。潤二の聞き間違いに笑いを堪えながら「何でとりせんなんだよ、トレセンだよ!」と言うと、潤二は「オカシイトオモイマシタ!」。
こんな愉快な後輩との付き合いはかれこれ30年。2人ともバリバリのS級選手として頑張ってます。