第9回 気を張り巡らせた街道練習 2018年4月26日
新撰組に練習に行かせて貰う時は朝は7時に到着し、部屋の掃除や先輩方の自転車磨きや整備、コーヒー入れ等で何だかんだであっという間に街道練習へ出発の10時になってしまう。ウキウキワクワクしながらも、街道練習はめちゃめちゃ緊張して気を張り巡らせて走らなければなりません。何故なら、一番年下の私は街道練習中はずっと先輩達の前を走り、信号機の無い交差点や裏路地などから車や自転車や歩行者などが出てこないか確認をして、大きな声とジェスチャーで後方の先輩達に安全を伝え、先輩達が無駄に止まることなくスムーズに練習が出きるようにサポートをするのです。なので常に前にいなくてはならないので非常に練習になります。
街道の練習コースは群馬県ですからたくさんあり練習環境は最高です。一つ目は利根川河川敷を先頭交代しながら中之条方面へ嬬恋村を経由して浅間山の鬼押し出しを目指します。帰りは軽井沢から碓氷峠を下り横川の釜飯屋を横目に見て国道18号線をひたすら高崎方面へ走ります。飽きるくらいの一本道!新撰組を10時に出発してからおおよそ4時間、その頃が一番辛くここからは我慢、忍耐、根性の練習だと思いながらひらすら漕ぎ続けました。そのコースは一周が距離で150キロ!時間にして6時間のコースです。その中で30本以上はもがいているので当時、高校一年生の私にとっては軽井沢までは天国、下った先からは踏んでも踏んでも進んでいる感じのしない地獄の18号というイメージがありました(笑)。