神田龍選手三重Ｓ級２班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　「やっぱり勝てないと面白くないですから」
　逸材がそろった105期生の中、Ａ級でしっかりと力をつけ、今期から初めてＳ級へ昇級してきた神田。初戦の１月平で優参と上々のＳ級デビューを飾り、勢いに乗りやってきた大宮記念だったが、白星を挙げることはできなかった。
　「１勝したかったですね。でも次につながるレースができましたし、収穫しかなかったです。みんな強くて一戦一戦が勉強になりました。前回の平でも早坂（秀悟）さん相手で強かったし、Ｓ級ってすごいなと思いました。今回の最終日も上位相手だとやっぱりまくられてるし、そこをまくらせないようにしないと」
　国立島根大学に通いエンジニアを目指していたが、趣味が高じて競輪の世界に飛び込んだ。きっかけは実にシンプルだ。
　「大学２年、20歳くらいのときですかね。自転車が好きで趣味でサイクリングをやってたんですけど、それを仕事にしたいと。競輪をやりたいって気持ちが強くなって。正直大学の勉強が嫌になったっていうのもあるんですけどね（笑）」
　レーススタイルは徹底先行。これも実にシンプルな理由だ。
　「目標とする選手は深谷（知広）さんや、脇本（雄太）さんのような先行で強い選手です。先行して勝つのが一番格好いいですから。徐々に走り方も分かったし、チャレンジャー精神で、これからも徹底先行でいきます」
　今開催でＧＰ王者の浅井康太と初めて同じあっせんとなった。
　「浅井さんとは今回が初めてですね。普段は松阪と四日市で違うので。開催中にはレース中の体の使い方を教わりました。松阪に帰って練習から意識してやるようにします」
　その浅井は大宮記念決勝後、「深谷と僕、それに（竹内）雄作。他にも後輩はいますけど、中部を盛り上げていきたい」と語った。今は後輩の一人だが、浅井の口から神田の名前が発せられる日も遠くはないだろう。

2019年1月18日更新

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