• 平塚競輪場 KEIRINグランプリ201712/28〜12/30

KEIRINグランプリ

今年の舞台は平塚

新田祐大

新田祐大

平原康多

平原康多

深谷知広

深谷知広

浅井康太

浅井康太

  •  KEIRINグランプリ2017シリーズは、例年通り12月28日~30日の日程で開催される。今年の舞台は2011年以来、6年ぶりとなる平塚競輪場だ。今年のベストナインが優勝賞金1億円をかけて一発勝負で争われる競輪界最高峰のレースは、最終日の30日に号砲が鳴る。28日はガールズグランプリ、29日にはヤンググランプリが行われる。

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インタビュー

平原康多

平原康多

  • 変わらぬ気持ちで

  •  怪我明けで臨んだ競輪祭。期待と不安の交錯する中で決勝に進出。窮地に陥った準決勝を突破して「自信になりました」と確かな手ごたえを感じた。
     「経験が生きたと思います。(親王牌から)1カ月半空いて、ケアをして、トレーニングをして。準決勝のレース展開を凌げたのはでかいですね」
     5年連続となる夢舞台。V奪取へ気持ちを高ぶらせずに、等身大の自分であり続ける。
     「(GPだけが特別ではなくて)どのレースも頑張って走っています。(去年のGPは)勝負に負けただけ。そういう風にしか考えていないです」

三谷竜生

三谷竜生

  • 近畿連覇を狙う

  •  G1初の表彰台が真ん中。三谷竜生は最高権威のG1でビッグタイトルを獲得し、ダービー王に輝いた。その後はたび重なる落車に見舞われ、直近の競輪祭では3度のシンガリ惨敗を喫した。
     「競輪祭は成績ほど調子は悪くなかった。その前の大垣記念は動きが良かったし、練習もしっかりやっている。前回(のグランプリ)は村上(義弘)さんが獲ってるんで、僕も獲れるように頑張りたい」
     村上らの脱落で近畿ひとりのグランプリだが、シチュエーションは急造ラインを桑原大志と組んだダービーと同じ。年末の大一番で再現があってもいい。

新田祐大

新田祐大

  • 最後の締めくくりへ

  •  今年一年は、まさに新田劇場だった。6月高松宮記念杯を制覇すると、後半のG1戦線の全てで別線を粉砕。イノベーションされた意識が高みに導いた。
     「高松宮記念杯を連覇できて、自分の中でも真剣に競輪に対しての思いを考えるようになったのが、成績が伸び続けている要因かなと思ってます」
     失格に終わった昨年のグランプリ。しかし、今年はさらに進化した姿をファンに披露することを誓う。
     「観て楽しかった、車券を買ってうれしかったって言ってもらえるような選手になれるようなレースを、ちゃんとグランプリで披露したいと思います」

渡邉一成

渡邉一成

  • 最高のレースに集中

  •  8月地元オールスター、10月寬仁親王牌で、新田祐大のまくりをとらえG1を連覇。しかしながら、競技での海外遠征先のポーランドで、11月4日に落車のアクシデントに見舞われた。
     「骨盤辺りの内出血がひどくて、2週間はなにもできなかった」と、競輪祭の欠場を余儀なくされ、G13連覇の夢は来年に持ち越された。その後は12月競技での海外遠征を終えて、帰国後はおよそ2週間で新田とのグランプリが待っている。
     「グランプリは最高のレースだけど通過点。特別なレースではあるけど、そこに集中するだけ」

浅井康太

浅井康太

  • 美味しいものは最後に

  •  G1で4度の優出と今年も抜群の安定感を見せたが優勝はゼロ。それでも「まだ(グランプリが)1個残ってる。僕は美味しいのは最後に食うタイプなんで」と浅井は不敵に笑う。
     そのための準備にも余念がない。「ここから最終調整だし、今回は変えたトレーニングを入れようかなと思ってる」。クールダウンの時間を長めに取るなど競輪祭から準備は始めていた。「それがよければ来年も1年走れると思う。2月には地元で全日本選抜もあるし、そこにつなげていければ」。最後の一品を平らげて、2年ぶりの賞金王に返り咲く。

諸橋愛

諸橋愛

  • あきらめたら終わり

  •  7月の弥彦で念願の地元記念Vを遂げると、9月の共同通信社杯で平原康多を差し切りビッグ初制覇。
     「今年に限っては風の吹き方が違うなって感じた」
     不惑を迎え追い風をつかんだ諸橋愛は、共同通信社杯に続き松戸記念を4連勝の完全V。賞金を大きく加算させて、初のグランプリ出場をつかみ取った。
     「苦しい時期があったけど。走り続けるのをやめなければ、いつか絶対にチャンスはやってくる。何回も振り落とされたけど、それを信じてやってきた」
     逆境を乗り越えたどりついたグランプリだが、そこがゴールではない。ストーリーにはまだ先がある。

深谷知広

深谷知広

  • 輝きを取り戻した〃怪物〃

  •  今年からナショナルチームに復帰を果たした深谷。すると、トレーニングによる相乗効果はてきめん。競輪祭でも優出と、怪物パワーが再び目を覚ました。
     「(ナショナルに復帰して)前よりもスピードが上がっているし、自信を持っていけています」
     しかし、競輪祭の決勝では新田に敗北。残りの時間を最大限の生かし、大一番に照準を合わせる。
     「成長はしたけど、周りがもっと強くなった。(GPまでに新田との)力の差は詰まらないので、作戦と走り方を考えて。(競輪祭後は)W杯にいって。その後は伊豆でやるだけのことをやります」

武田豊樹

武田豊樹

  • 狂った歯車を戻して

  •  今年前半は全てのビッグレースで決勝に勝ち上がるなど順調だったが、8月オールスターの落車で歯車が狂ってしまった。
     「骨盤を骨折してガラッと変わってしまった。本来の動きができなくなってしまった」
     10月寛仁親王牌で復帰後も状態は一進一退。骨折で生じたズレをなかなか戻せずにいるが、「グランプリでは勝ちたい気持ちでレースをしっかりしたい。この2カ月でかなり無理してきたんで、体と自分を見つめ直しながらどう走るか考えたい」。本番までに、どこまで状態を立て直してくるかに注目だ。

桑原大志

桑原大志

  • 大舞台でも自分の走りを

  •  新田祐大の競輪祭優勝で確定したグランプリ出場だが、桑原も競輪祭初日から気迫のレースで4日間を戦い抜いた。「やるだけやった。自分でもその気持ちは褒めたい」。ダービーの決勝2着から半年間。一戦、一戦の積み重ねで年末の大一番への切符をつかんだ。
     本番もダービーの決勝同様に三谷をマークするつもりだ。「ド緊張するだろうけど、なるべく平常心で。まずは竜生との連係をしっかりしてチャンスがあれば」。コツコツやった発表会の場がグランプリ。「自分でもビックリ」の舞台で桑原が輝きを放つ。

ヤンググランプリ

成長著しい太田竜

太田竜馬

太田竜馬

インタビュー

  • 新山
  • 響平
  •  直前インタビュー 1

  •  「今年しかない。どんな形であれ獲りにいく」
     107期の新山にとっては、今年がラストチャンス。今年は練習メニューを見つめ直し、試行錯誤を繰り返した。成績こそ振るわなかったが、決してこの一年は無駄ではなかった。
     「自分でもパワーアップはしていると思う。いままで出したことのない数値も出ている」
     落車棄権の昨年は、ゴールを駆け抜けることもできなかった。
     「ほかは全部いいから、これだけはの気持ちです」
     卒業チャンプ、ルーキーチャンピオンを獲得し、同期では誰よりも先に記念を制覇。通過点ではあっても、譲れない最後のヤンググランプリに新山が狙いを定めている。

ガールズグランプリ

華麗で激しいV争い

児玉碧衣

児玉碧衣

インタビュー

  • 尾崎
  •  直前インタビュー 1

  •  「地元っていうこともあって、去年よりもグランプリに出たいっていう気持ちが強かった」
     湘南バンクで初めてのガールズグランプリ。勝率、2連対率、3連対率。すべて昨年を上回るアベレージを叩き出し、2年連続の出場をつかみとった。
     「現役で走っているあいだに、地元でグランプリが開催されて、それに出場できる人はなかなかいないと思う。だから、本当に幸せなことだなって感じてます」
     昨年のグランプリは、最終バックで単独の2番手。願ってもない展開が訪れたが、そこから動けずに5着に終わった。
     「去年はいい位置にいたのにダメで力不足を感じた。今年も絶対一度はチャンスがあると思うから、逃さないようにしたい」

寺内大吉記念杯競輪(GP別層)用

凱旋の脇本雄が魅せる

脇本雄太

脇本雄太

推奨選手

石塚輪太郎

石塚輪太郎

  •  Pick Up 1

  •  11月大垣で記念初優参など進境著しい。注目度高いオールS級戦でもダッシュ生かして連日レースを支配。新年へ猛アピールしよう。

伊早坂駿一

伊早坂駿一

  •  Pick Up 2

  •  石塚輪と並ぶシリーズ注目の若手機動型。色々と試行錯誤しながらの段階で大きな着はあるが、積極果敢な競走で旋風を起こしたい。

岸川哲也

岸川哲也

  •  Pick Up 3

  •  今期が初のS級も、最近は同格戦でコンスタントに勝ち星を挙げ地歩を固めてきている。小細工なしの自力で勝負している点も好感。

  • 佐々木
  • 省司
  •  Pick Up 4

  •  S級復帰の今期はしぶとく着をまとめる場面が目立っている。差し脚が切れているだけに、混戦は連の伏兵として見逃せない。

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