主役はただひとり

• 　福井競輪場で開設68周年記念「不死鳥杯（Ｇ３）」が、７月21日に４日間シリーズの幕を開ける。ナショナルチームに所属する脇本雄太が、ハードなスケジュールのなかで地元記念にピンポイントで照準を合わせる。今年初めての記念参戦となる脇本をはじめ、野原雅也、村上博幸らの近畿勢が、Ｓ班の武田豊樹、桑原大志や木暮安由、中川誠一郎、山中秀将を迎え撃つ。また、最終日第６Ｒでは柴崎淳らが登場するブロックセブンも行われる。夏本番を迎える福井バンクでの熱戦から目が離せない。

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インタビュー

• 　直前インタビュー 1

• 　福井記念に向けて、フレームやセッティングなど、いろいろと試しています。その成果が本番で出てくれれば。地元の記念は２回目。最初の時はＳ級に上がったばかりだったけど、今回はこれだけ点数を持って走れるので楽しみです。７月からＳ級１班だし、いいレースができるようにしっかり頑張ります。

• 　直前インタビュー 2

• 　４月久留米の落車から成績を落としたけど、練習も普通にいい感じだし悪くはない。落車で新車に換えたのが合わなかったのかもと思って６月小倉からフレームも戻しました。今は地元記念に向けて気持ちを入れてやってるし、地元で目立てたらいいかな。その前に一本あるんで、そこで弾みをつけたいですね。

推奨選手

• 　Pick Up 1

• 　ダービーの一次予選では中川誠に乗り、バンクレコードを更新。不惑を迎えてもスピード競輪への対応力はさすがで、競走得点以上の存在感を放っている。中川、北津留翼のいる開催なら、Ｖ確率がグッと上がる。

• 　Pick Up 2

• 　ダービーでは持病の腰痛の状態が思わしくなかったが、６月の高松宮記念杯では成績以上に手応えを得ていた。続く平塚Ｆ１を着。余裕の感じられる番手での立ち回りで、昨年２月以来の優勝を飾った。

• 　Pick Up 3

• 　坂本亮のアイドバイスで開眼し、昨年夏場からブレーク。前期は６回の優勝と逃げてもまくってもの豪脚でＡ級無敵を誇った。踏み出すと、ドンドン掛かってくる脚が初の記念でどこまで通用するか見ものだ。