• 川崎競輪場GⅢナイター8/9〜8/12

後記 GⅢ 川崎 08/09

荒井崇が2年ぶりの美酒

荒井崇博

荒井崇博

 チャンスをつかんで14度目のG3優勝を手にした荒井選手。表彰式では賞金ボードを掲げ記念撮影に応じる。

 最近は優勝から遠ざかっていた荒井。それでも、ここ一番の勝負強さは健在だった。チャンスを逃さずに14回目のG3優勝。レース後は、荒井らしく豪快に勝利を喜んだ。
 「最近は優勝が少なくなっているけど、今回は勝てて良かった。(G3の優勝は)14回目だね。キリが良いから、あと1本獲りたい。(中川)誠一郎を抜けばいいんでしょ(笑)」
 打鐘の4コーナーからカマした佐藤が最終バックで池田を捕らえる。この仕掛けに続いた荒井は、冷静に別線の動きを見極めた。「誰も来なければ大坪さんもいるし、ギリギリにいこうと」。しかし、岡の動きを確認すると、一気に踏み込む。きっちりと勝機をモノにして約2年ぶりのG3優勝を果たした。
 「(巻き返した佐藤は)もうワンテンポ待っても良かったね。そしたら、良い勝負ができたと思う。3番(岡)がチラチラ見えて。あそこまで行ってくれたし、絶対に獲らないといけないと思った。決勝だし、ごめんと思って。でも、(佐藤)幸治も3着に残ってくれて良かった」
 松戸に続き、またしても九州勢がG3を制覇。中川、荒井と九州のキーマン達が、輪界に再び九州の風を吹かせる。
 「九州が良くなってきている。今後も、九州のみんなで盛り上げて頑張りたい」
 目標が上を行かれた岡は、2センターで大坪をけん制。直線で伸びるも、荒井に及ばずの2着。それでも、正規あっせんでは初のG1となる競輪祭の出場権利を手に入れた。
 「池田君のおかげです。良いところで行ってくれました。佐藤君を止めないとどうにもならないと思ったけど、止められない感じでした。ちゃんと権利を取って競輪祭に出られるんで良かったです」
 初めてのG3決勝に臨んだ佐藤。優勝こそならなかったが、ラインの先頭で持てる力を全て出し切った。
 「ちょっと焦って早めに踏んじゃいましたね。もうワンテンポ、待ってもよかったかもしれない。でも、しっかり出切らないとダメですから。最後は夢をみたけど、次につながるいい競走はできました」
 地元の佐々木は打鐘の4コーナーで池田と接触して車体故障。悔しい結果に終わった。
 「これがS級の厳しいところですね。甘かったと思います。もっと力をつけて、また走れるように」

Race Playback

レース展開1

レース経過

誘導員 : 山田幸司

 号砲で素早く荒井が出て、佐藤―荒井―大坪の九州勢が前受け。以下は池田―岡、伊藤、鷲田、佐々木龍―佐々木雄となって周回を重ねる。 青板バックを過ぎて佐々木龍が上昇。佐々木龍は一旦、埼玉勢の外まで上げてけん制の後、2コーナーから再度踏み上げて前団を押さえる。そこを池田が叩くが、4コーナーで内に降りた際に佐々木龍と接触。車体故障を起こした佐々木龍は後退していき、池田―岡、鷲田、佐々木雄、佐藤―荒井―大坪、伊藤での8名の競走となる。そのまま池田が駆けていくが、最終ホーム手前から佐藤が反撃。岡のブロックを凌いだ佐藤は3コーナーで池田をねじ伏せて先頭に。直線に入ると、粘る佐藤を差し切って荒井がV。荒井後位に切り替えた岡が2着に入った。

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