ＫＥＩＲＩＮグランプリ2019の前座のＦ１シリーズ「第12回寺内大吉記念杯」の決勝は大観衆の中、豪華メンバーで争われた。レースは植原琢也－鈴木竜士、岡村潤－大塚玲、稲毛健太－園田匠、取鳥雄吾－阿竹智史－渡部哲男の順で周回を重ねる。
　赤板前から取鳥が一気に踏み上げて先行態勢を取る。追い上げた岡村と下げた植原で中団の４番手の位置を取り合う。後続の動きを確認しながら取鳥がペースアップ。岡村とからんだ植原は車体故障で後退する。後方でためていた稲毛は最終１コーナーから好スピードでまくり上げる。阿竹がバック前からの番手まくりで応戦するが、力強く乗り越えた稲毛が園田の追撃を振り切って優勝を飾った。マークの園田はわずかに届かず２着。中四国ライン３番手から追い込んだ渡部が３着に入った。