• 川崎競輪場F1シリーズ6/19〜6/21

SV FⅠ 川崎 06/21

後輩の頑張りに応えた雨谷一

雨谷一樹

雨谷一樹

 同県の眞杉匠の逃げを利した雨谷一樹が、14年月佐世保以来、2度目のS級優勝を果たした。
 決勝は細切れ戦で、小原佑太-坂本周作、末木浩二-鈴木庸之、眞杉-雨谷、宿口陽一-吉田勇人、近藤隆司での周回。青板3コーナーから宿口が上昇すると、合わせて末木も動く。赤板の2コーナーでまず宿口が末木や小原を押さえて先頭に立ち、その上をさらに眞杉が叩いて主導権。3番手は宿口が確保し、5番手に末木、7番手に近藤で、小原は8番手に置かれる。そこから動きは全くなく、眞杉がペースを上げて先行態勢に入る。最終2コーナーに入って宿口がまくると、これを追って小原もようやくまくり出る。真後ろからまくられた雨谷は止められず、宿口は2センターで眞杉を捕らえて先頭に立つ。一方、小原は不発で、末木も仕掛けられないまま直線へ。宿口が押し切るかに、マークの吉田を弾いて切り替えた雨谷がゴール寸前で逆転した。

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