初優勝が期待された地元の大器・佐々木悠葵はプレッシャーからか後方凡走。中団から好まくりを決めた飯野祐太が11月平に続くＶで20年を締めた。
　号砲で地元コンビが出て、佐々木－蕗澤鴻太郎、飯野－永澤剛、染谷幸喜－小埜正義－小原太樹で周回。青板２コーナーから染谷が上昇を始める。３コーナーで佐々木を押さえて染谷が先頭に。南関勢の後位には北勢が切り替え、佐々木は引いて６番手に下がる。染谷は後続の反撃に備えるが動きはなく、打鐘からペースを上げて駆け出していく。単調な流れで一本棒の態勢が変わることなく最終ホームを過ぎ、２コーナーからようやく佐々木がまくりに行く。それに合わせて飯野は３コーナーまくり。佐々木は不発となり、小埜のブロックにも止まらなかった飯野が逃げる染谷に迫る。直線に入って永澤を連れた飯野が外を一気。小埜は伸びず、染谷が３着に粘った。