• 弥彦競輪場F1シリーズ4/26〜4/28

SV FⅠ 弥彦 04/28

まくりに転じて地元鈴木庸

鈴木庸之

鈴木庸之

 鈴木庸之にとっては大事な地元戦。関東の連係は分断されたが、冷静に上がり10秒8の快速まくりを決めて、1月取手以来となるF1戦連覇を果たした。なお、鈴木の地元Vはヘルニアの長いブランクもあったため、13年8月以来の事となる。
 号砲で互いにやや見合うが、鈴木が出て行って正攻法の位置に入る。佐々木悠葵-小林泰正-鈴木-河村雅章の長い関東勢が前団を占めるが、位置のない成田和也が佐々木の番手を主張して初手から小林に競りかける。松谷秀幸-石毛克幸の南関コンビが後攻めとなって周回。青板2センターから松谷がゆっくり上げてくるが、佐々木は突っ張る構え。赤板で佐々木に誘導を切らせた松谷はまた5番手に戻っていく。しきりに後方を見やりながら流していく佐々木に対し、松谷は打鐘3コーナーから反撃を開始。佐々木がペースを上げると、番手争いは成田が制するが、松谷がその外に追い上げてくる。今度は成田と松谷での競り合いとなり、その後位には石毛が単独で入り、鈴木は4番手に下がる。競りの決着がつかないまま松谷は最終1センターからまくりに転じて佐々木を潰しにかかる。佐々木が激しく抵抗し両者で踏み合う中、鈴木が2コーナーまくりで襲う。河村を連れた鈴木は、佐々木と松谷を2センターでまとめて飲み込んで直線へ。このまま鈴木が河村を振り切ってV。離れた3着には佐々木が粘り込んだ。

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