• 和歌山競輪場F1シリーズ4/7〜4/9

SV FⅠ 和歌山 04/09

好展開を逃さず神山拓

神山拓弥

神山拓弥

 ラインを2分した近畿勢が互いにけん制し合って不発に終わるまさかの展開。高橋晋也の番手を回った神山拓弥がチャンスを逃さず、19年1月大宮記念、F1戦では18年3月高松以来のVを手にした。
 スタート争いを制して稲毛健太が正攻法の位置を確保し、稲毛-村上義弘、高橋-神山-北野武史、寺崎浩平-稲垣裕之で周回。青板3コーナーで寺崎が動き出す。寺崎は高橋の外に併せ込んだ後、赤板と同時に踏み出して1コーナーで前団を押さえる。そこへ高橋がすかさず仕掛けてきて2コーナーで寺崎を叩いて先手を奪取。寺崎は無理せず、高橋ラインの3人を送り出して4番手を確保する。後ろの態勢を見ながら高橋が流していく中、仕掛けない寺崎にしびれを切らしたか、打鐘3コーナーで稲毛が内を突いてくる。しかし、寺崎は動じることなく4番手に構えたまま。最終ホーム手前で高橋がペースを上げると、寺崎の内までは掬えなかった稲毛は諦めて6番手に戻って再び一本棒に。結局、寺崎がまくり出たのは2コーナーを過ぎたバック手前だったが、2センターで神山のけん制を受けるとスピードが鈍ってしまう。高橋を先頭に直線に戻ってきて、番手絶好の神山が、北野の中割りを凌いでV。大外を踏んだ寺崎は届かず3着までだった。

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