• 青森競輪場開設71周年記念みちのく記念競輪9/23〜9/26

後記 GⅢ 青森 09/23

佐々木雄一が記念初制覇

佐々木雄一

佐々木雄一

決勝優勝写真
決勝優勝写真
決勝優勝写真

 「うれしいけど、そこまで実感がないですね」
 99年にデビュー。2年足らずでG1の初舞台を踏んだ。初のS級は00年。02年からはS級に定着して、その後いままでずっとこの地位を守っている。10年には地元、平のオールスターでG1初優出。その前からタイトルを嘱望されていたが、グレードレースには縁がなかった。その佐々木雄一が41歳でG3初制覇を飾った。
 「予想していた展開。思った通りでした。(阿部)拓真が深谷(知広)君にも負けずに先手を取りに行ってくれた。あとは(坂本)貴史が優勝をできるタイミングで出ていってくれた。自分はその後ろで2人を援護してと」
 北日本のラインの力が光った。脚力では抜けている深谷を後方に置くように、阿部拓真が気迫の主導権。打鐘から緩めることなくレースを引っ張った。そして地元の坂本貴史も迷わず番手まくり。同地区の後輩の頑張りが、佐々木にチャンスを生んだ。
 「(4番手の)上田(尭弥)君が思ったよりも早く来たけど、上田君を止めちゃえば、後ろは来られないと思った。でも、深谷君が強かった。深谷君が伸びてきて、抜かれた感じがしました。(優勝は)半信半疑でしたね」
 佐々木が上田のまくりをけん制して阻む。坂本が先頭で最後の直線を迎えたが、東口善朋、深谷が迫ってきた。外を強襲する深谷とは、内、外で離れたゴール。それだけにVの確信はもてなかったが、深谷を半車輪退けての優勝だった。
 「前の2人が頑張ってくれたおかげです。寄り道しながら、なんとかここまで来られた。(今後の目標は)下の子が二十歳になるまで頑張る。来年、小学校なので、あと14年。1年1年、調子は変わる。毎年が勝負だし、目の前の一戦一戦を頑張りたい」
 遅すぎた春。これからも佐々木は地に足をつけて、ラインを、仲間たちを思いやりながら歳を重ねていく。

 7番手で苦しい流れに陥った深谷知広だったが、最終バック手前から大外をまくって2着。V逸もさすがのパワーを見せた。
 「先行するタイミングが取れなくて、まくりに回ったけど力不足でした。(最終3コーナーのあおりは)まくりなので仕方ない。久しぶりのまくりでゴール前勝負できて、最低限ですね。まくりも出していかないと厳しい。そのなかで先行にもこだわっていきたい」

 吉澤純平に託した東口善朋は、最終バックから内に進路を取って佐々木を脅かした。
 「(吉澤)純平は押さえていってくれてるし、コースを探すしかなかった。まくりやカマシならスピードをもらえるんですけどね。(吉澤は)上田の動きを見て迷ったのかな。(優勝を)狙っていただけに悔しいです」

 地元の坂本貴史は、ちゅうちょすることなく番手まくり敢行も4着に沈んだ。
 「力不足です。今日(決勝)は(最終)2コーナーで行くと決めていた。深谷君も強いし、(吉澤)純平さんも中団にいたので。アベタク(阿部)の気持ちに応えられず申し訳ない。地元で優勝したかったし悔しい。ただ、今後も競輪人生は続くしまた頑張りたい」

Race Playback

レース展開4
 北日本ライン3番手の佐々木雄一選手が、坂本貴史選手マークから追い込んで優勝。深谷知広選手が2着に入り、3着に東口善朋選手。

レース経過

誘導員 : 新山将史

 前団は深谷知広-東龍之介-石毛克幸。阿部拓真-坂本貴史-佐々木雄一の北日本勢は中団に構えて、吉澤純平-東口善朋、単騎の上田尭弥が最後方で隊列は落ち着く。 7番手の吉澤が赤板1コーナーで出て先頭に立つ。吉澤ラインに続いた上田がその上を押さえて出る。深谷を警戒しながらタイミングを取っていた阿部は、2コーナーから一気に踏み込んで打鐘で主導権を握る。阿部はそのまま緩めることなく先行策。4番手に上田、吉澤は5番手。深谷は一本棒の7番手で最終周回を迎える。 坂本が詰まった2コーナーから迷わずに番手まくりを打ち、上田もほぼ同時にまくる。バック手前から仕掛けた深谷は、あおりもあって大外を回らざるを得ない。吉澤後位の東口はインを進出して、坂本、佐々木の後ろに取りつく。上田を合わせ切った坂本はだが直線でいっぱい。坂本マークの佐々木が、抜け出して深谷の強襲を半車輪しのいで優勝。深谷が2着に入り、東口が3着。

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