• 函館競輪場開設72周年記念五稜郭杯争奪戦5/14〜5/17

後記 GⅢ 函館 05/14

最後の最後は絆の勝利

瓜生崇智

瓜生崇智

決勝優勝写真
決勝優勝写真
決勝優勝写真

 デビューから5年と10カ月。G3決勝は4回目の挑戦となる瓜生崇智が初優勝を達成した。レース直後の開口一番には「夢みたいです」と喜びを表現。決勝メンバーが出そろった時、瓜生の位置取りが注目されたが、気持ちは固まっていた。「佐々木(豪)君は同期同班で、清水(裕友)君は高校時代から自転車部で仲もいい2人」。絆の強い3人がレースを支配した。先頭を務めた佐々木が赤板の1コーナーを目がけてスパート。ハイピッチで駆けると番手の清水は最終2コーナーの下りから勢いをつけて番手発進。別線の機動型には仕掛ける隙を与えなかった。
 「2人に任せていて、チャンスがあるところから踏ませてもらった。(自分は)連結をはずさないように。山本(伸一)さんが自分のところにからんでくるかなと思っていたので、しっかりついて行けて良かった。余裕はなくて、裕友が踏んでいって2センターから思いっきり踏んだ」
 「神様っているんですね。(記念)初優勝で、自分で優勝できるとは思っていなかったのでビックリです」。自身でも驚きの優勝とはなったがシリーズ中には、いままでと違う感覚も得ていた。
 「今開催はいろいろな人の助言、アドバイスが体にすんなり入ってきた。こういうのが神様のお告げなのかな」
 ラインの力で優勝できたことを強調する瓜生。これからも、自分にできることを最大限にやっていく。
 「ラインの絆のおかげで勝たせてもらったので、これからは自分のやれることをしっかりやって、ラインの絆を強くできていければ」
 最後に、連係した2人へ「この恩は一生忘れないです」と、締めくくった。

 単騎で最後方に置かれた郡司浩平。最終1センターからは内に進路を取り、4コーナーで内のコースに行き、中を猛襲して意地を見せるも、2着までが精一杯だった。
 「9番手でしたし、小松崎さんも行けない感じだったので。(外は)脇本さんぐらいしか行けないんじゃないですかね。詰まって詰まって行ける所までと思いましたけど、その前で勝負ありでしたね。単騎でしたし、着を拾うというよりは優勝しか意味がないので。ラインがあればまた違うと思うんですけど、今回はしょうがないですね」

 清水裕友は最終バック前から番手まくりを打ったものの、3着という結果に。
 「情けないですね。(脚を)削られていたし、(佐々木が)ホームで流さないで行って、強かったですね。悪くても2着にならないと。一杯でした。番手まくりに行く前から、行きたくないくらいでした。昨日(16日)、一昨日と良かったですけど、今日は勝ち切れなかった」

Race Playback

レース展開4
 別線との踏み合いを制し、佐々木豪選手が先行策。清水裕友選手が番手まくりに行くと、その後位で脚を溜めた瓜生崇智選手がゴール寸前で抜け出した。郡司浩平選手は強襲及ばず2着まで。

レース経過

誘導員 : 荒澤貴史

 号砲が鳴ると稲川翔が前に出て、山本伸一-稲川の近畿勢が正攻法。中団は小松崎大地-佐藤慎太郎-守澤太志の北日本勢が占め、単騎の郡司浩平がこれに続く。佐々木豪-清水裕友-瓜生崇智の西日本勢が後攻めとなった。 青板過ぎの1コーナーから早くも佐々木率いる西日本勢がゆっくりと踏み上げる。これに気付いた小松崎は車を外に持ち出し佐々木をけん制、前に出させない。正攻法の山本は誘導員と車間を空けはじめる。赤板で誘導員が退避すると、イン山本、真ん中に小松崎、アウト佐々木で踏み合いとなった。1コーナーのカントを生かした佐々木がダッシュ鋭く2コーナーで先頭に立つと、清水-瓜生が続く。アンコになった小松崎は後退し、中団は山本-稲川の近畿勢が確保。6番手以下に北日本勢、郡司は最後方に置かれた。ジャンが入ると佐々木はぐんぐんとペースを上げていく。誰も仕掛けられず最終ホームは一本棒で通過した。番手の清水は佐々木と2車身ほど車間を空けて後続の仕掛けに備える。2コーナーで最後方の郡司が内を突いて番手を上げていく。逃げた佐々木との車間が詰まってきた清水は、最終バックで迷わず番手まくりを敢行。瓜生、山本-稲川で続き、その後ろに内を突いていた郡司がスイッチした。清水が先頭で直線に入ったが、やや末脚を欠き、番手の瓜生が楽に交わして記念初Vを達成。直線の入り口で稲川の内をすり抜けた郡司が鋭く伸びて2着、清水は3着となった。

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