• 2/5〜2/8
  • 奈良競輪場開設75周年記念春日賞争覇戦

  • 2/5〜2/8

後記 GⅢ 奈良 02/05

快速カマシがさく裂!

佐々木悠葵

佐々木悠葵

優勝写真
優勝写真
優勝写真

 昨晩から降りしきった雪は中盤戦で降りやんだものの、極寒のバンクコンディションで行われた決勝戦。地元勢や、勢いに乗った中部勢、昨年覇者の松井宏佑らを打ち破ったのは、佐々木悠葵のハイスピードカマシだった。
 芦澤大輔が、巧みなスタートを決めて中団を確保。佐々木にとって、理想としていたレース運びが叶った。
 「並びが想定通りだった。あの並びで、(脚力を)ためてから(仕掛けて)行くのも作戦通りだった。(棚瀬義大は)S級の決勝も初めてと聞いていたので、そこまでペースも上がらないと思っていた。芦澤さんと、2人で決まるように仕掛けました」
 青板バックで切った棚瀬がミドルペースでいると、佐々木は赤板から一気のカマシ。中団の三谷竜生は反応できず、踏み上げた棚瀬とも、あまりにもスピードが違う。打鐘2センターでは芦澤と共に2車で出切り、3番手に収まった棚瀬は車間が空く。最終ホームから巻き返した三谷竜の進みも悪い。抜群の掛かりで逃げた佐々木が、芦澤の援護を受けてそのまま押し切った。
 「優勝できるとはまったく思ってなかったです。もう、バックでは脚がいっぱいでした。(1着だとは)本当にわからなかったです。ゴール線も見ずにゴールしたので、びっくりです。芦澤さんにもチャンスがあるようにと思って走ったし、それで優勝できてうれしいです」
 これまで3度ビッグレースで決勝に進出し、昨年のサマーナイトフェスティバルは、眞杉匠の優勝に大きく貢献するラインの前回り。佐々木の活躍が、関東勢のビッグレースでの躍進につながる。
 「(ラインが)2車になったり、車番が悪かったり、ビッグレースでもそういうことが多くて、(競輪は)難しいなと思う。でも、そういうときに気持ちを入れないとなっていうのは、年始に思いました」
 精神的にも成長し、関東を導く大砲へと進化を遂げよう。

 芦澤大輔は、佐々木のカマシにピタリと追走。スタートから、援護まで、いぶし銀の動きを見せた。最後は佐々木に逃げ切りを許したが、昨年の一時期は苦しい時間を過ごした芦澤にとって、このワンツーは大きい。
 「スタートは中団が欲しくて、うまく取れて良かった。33バンクですし、(佐々木は)後方になったらすかさず行くと思っていたので、付け切れて良かった。自分も余裕はあったんですけど、佐々木君が強かった。自分もできることをと思ってやったけど、棚瀬君のまくりも結局1車くらいしか来なかったし、みんなをうまく33バンクのコーナーを使って外々を回させることができた。(差せないのは)単純に脚力の問題なんで。佐々木君が強かった」

 佐々木に叩かれた棚瀬は、バックからもう一度外に持ち出す。マークの森川大輔は、いっぱいになった棚瀬の内から伸びて3着に入った。
 「スタートは、前が取れれば突っ張るなりなんなりとできたけど、後ろ攻めになったんで、とりあえず押さえてから。(佐々木のスピードが)ちょっと良すぎましたね。僕に反応できるスピード感じゃなかった。(棚瀬が3番手に収まって)頑張れと思ったけど、きつそうだった。でも、仕掛けてくれたから僕の着がある。もうちょっと早めに内に行けたら良かったけど、棚瀬もまだ粘ってたので」

Race Playback

レース展開4
 打鐘過ぎに出切った佐々木悠葵選手がそのまま力強く押し切って優勝。番手の芦澤大輔選手が続き関東ワンツーを決めた。

レース経過

誘導員 : 栗山俊介

 三谷竜生-三谷将太-中井大祐、佐々木悠葵-芦澤大輔、松井宏佑、棚瀬義大-森川大輔-西村光太での周回。 青板バック手前から中部勢が上がってくると、三谷竜は突っ張らずに送り出して中団位置へ。松井も地元勢の後ろに切り替える。これで佐々木は8番手となるも、赤板1コーナーから一気にカマす。打鐘3コーナー過ぎには棚瀬を叩いて佐々木の主導権に変わる。最終ホームを過ぎて6番手から三谷竜がまくるもジワジワとしか車が進まない。三谷竜に合わせてバックで仕掛けようとした棚瀬も出は一息。2コーナー最後方からまくった松井も外々を踏まされて不発に終わった。3コーナーで内に斬り込んで三谷将が猛然と伸びてきたが、これも前を脅かすには至らず。関東両者の争いで、快調に逃げた佐々木が芦澤を振り切ってV。棚瀬が外を踏んだため、関東コンビを追う形になった森川が3着に続いた。