• 6/4〜6/7
  • 久留米競輪場開設77周年記念中野カップレース

  • 6/4〜6/7

後記 GⅢ 久留米 06/04

北日本作戦を実らせV!

新山響平

新山響平

優勝写真
優勝写真
優勝写真

 前受けの位置を取れたのが北日本勢の勝因だった。赤板で7番手から嘉永泰斗が叩きに来るのを小堀敢太が突っ張ると、嘉永は新山をキメようとするが、新山は落ち着いて対処して番手を守った。これで大勢は決まった感じで、ホーム過ぎから再度、嘉永が巻き返してくるが、新山は2コーナーから番手まくりで応戦。迫る阿部を2分の1車輪凌いで押し切った新山響平はこれで3月の豊橋記念に続いて今年2度目のG3制覇。成長した北日本の後輩と、S級S班の同期にはさまれた前後充実の布陣で、別線の前に立ちはだかった。
 「福永君が前を取りにいったら敵わないので、僕らの後ろを欲しいのかなと思っていったら前に入れた。嘉永君が後ろになったのはかなり良かったと思う。小堀君の突っ張り先行が上手かったし、すかさず駆けてくれた。仕掛けてくるポイントはあそこしかないって思っていたし、(別線の仕掛けを)見てから踏んでいきました。車間が詰まっていたし、(小堀の走りを)無駄にしたくなくて出ていきました」
 今節は新車を投入して迎えた開催。初日特選は3着スタートも、尻上がりに調子を上げて迎えた大一番で優勝をつかみ取った。
 「今日は小堀君が強かったし、後ろに付いていてきつかった。まだまだ伸びしろのあるフレームだと思うので、見直します。今回は番手からの優勝だったので、(G1は)しっかり自力で勝てるように練習してきます。阿部さんに差されるくらい迫られたので、(練習を)やり直したいですね」
 次節はG1の高松宮記念杯が控えており、今節は重要なシリーズだった。3日間はラインの先頭でしっかり勝ち上がり、最終日は番手回りで最高の結果を残しただけに、弾みは付いたことだろう。

 北日本3番手を固めた阿部拓真はゴール前で新山に差し迫るも、わずかに交わせず2着。優勝こそならなかったが、北日本ラインとして好連係を披露した。
 「小堀(敢太)君がしっかりいってくれたおかげですね。(新山)響平も(嘉永泰斗に)絡まれていたけど、想定していたと思うし冷静に対応してくれました。ジャン過ぎぐらいから響平も車間を空けだして、少し詰まったので内だけは絶対に空けないようにして。踏み出しはキツかったけど一杯一杯ではなかったし、2コーナーから少し余裕も出てきて、抜きにいったんですけどね。(今シリーズを終えて)今年の中では良かった方だと思いますし、展開を作ってくれれば勝ち上がれるのも分かったので。響平のような強い先行選手の後ろでしっかり仕事をしていきたいですね」

 福永をマークした村田雅一は最終4コーナーから内を踏み込んで3着。
 「福永がスタートは早いので、いい所を取れたと思います。嘉永がすぐ来たので被せられてしまったし、福永は出し切れずに悔しかったと思います。僕は後ろで一杯でしたね。吸い込まれる感じもなかったですし、今日が一番疲れていて感じは良くなかったですね。疲れを取って、すぐに高松宮記念杯に向けて練習します」

Race Playback

レース展開4
 最終2コーナーから番手まくりに出た新山響平選手が別線を寄せ付けず押し切りV。追走する阿部拓真選手とのワンツー決着。

レース経過

誘導員 : 紫原政文

 8番車の福永大智がスタートで出るが、新山響平を前に入れて北日本勢が前団を占める。小堀敢太-新山-阿部拓真、福永-村田雅一、郡司浩平、嘉永泰斗-山田庸平、犬伏湧也で周回。 小堀は早々と誘導との車間を切っていき後続からの反撃に備える。これを見た嘉永が赤板ホーム入り口からカマしていくが、小堀は全力で突っ張る。出切れないとみた九州勢は新山、阿部のところを削りにいくが、果たせずに後退。九州コンビは近畿勢の後ろに入り、単騎の2人は8、9番手。そのまま小堀が飛ばしていって流れは完全に北日本勢。立て直した嘉永が最終ホームで再度アタックにいくガッツを見せたものの、新山が2コーナー番手まくりに出て勝負あり。嘉永は近畿勢の外までで力尽き、犬伏は3コーナーまくり、郡司は近畿勢の後ろから直線に入って前に踏み出すが、いずれも新山を脅かすには至らなかった。新山と阿部のゴール前勝負は新山が追撃を許さずにV。北日本ワンツーで、3着には外を踏んだ福永の内のコースを伸びて村田が入った。