• 7/22〜7/24
  • 前橋競輪場GⅢナイター ドームスーパーナイトレース

  • 7/22〜7/24

後記 GⅢ 前橋 07/22

4車身差の圧勝でG3初制覇

谷口遼平

谷口遼平

優勝写真
優勝写真
優勝写真

 スタートで飛び出したのは、小堀敢太と、谷口遼平の2車。小堀が前受けし、谷口は願ってもない中団の位置が取れた。
 「正直、スタートは恩田(淳平)さんが出ると思っていました。真ん中が取れるとは思わなかったです」
 誘導と車間を取っていた小堀は、別線の上昇を待たずして残り2周半で自ら踏み上げる。後方になった齋木翔多は、単騎の原井博斗にインをすくわれてタイミングが取れない。ハイペースで飛ばす小堀を射程圏に入れながら、谷口は3番手でチャンスを待った。
 「小堀君もいいペースで踏んでいたので、(齋木は)来たとしても苦しいだろうなと思った。(絶好のポジションだったが)ちょっと焦って踏んでしまっていました」
 初日特選は2着ながらも、仕掛けのタイミングを逃したことを悔やんでいた。2日目はその反省を生かして自力で快勝。決勝も、好展開を逃すことなく、最終2コーナーからまくりを繰り出した。原大智のけん制を3コーナーで乗り越えると、そこから後ろを引き離してゴールした。
 「(初日を反省して)決勝も、絶対に被る前に仕掛けようと思っていました。焦って踏みながらだったので、(2コーナーから)踏んだけど出は悪かった。なんとか出切れて良かったです。(優勝した実感は)まったくなかった。でも、素直にうれしいですね」
 機動型が手薄な中部地区を、常に自力で引っ張ってきた男。谷口のG3初優勝を見届けた練習仲間の柴崎淳は「もともと強かったけど、もっと強くなった。ようやくだね」と笑顔で出迎えた。S班不在の3日制開催ではあるものの、この優勝は次へのステップになる。
 「気を引き締めて、これをきっかけに頑張っていきたいです。次の目標はG1の優出。G1優勝とは、言えないですよ(笑)」
 優勝しても、謙虚な姿勢は変わらない。8月には、今年2度目のG1出場となる、オールスター競輪が控えている。そこでも、目の前の一戦に全力を尽くすつもりだ。

 6番手に置かれた齋木翔多は、最終ホームで強引に仕掛けたものの、谷口に合わされて不発。恩田淳平は2センターからコースを縫い、最後は大外を伸びて2着。地元の意地で連対は確保したが、スタートの失敗が悔やまれる。
 「小堀君が強くて(齋木は)行くところがなかった。内と外をずっと見ていたけど、原井君も内を締めていたし、最後はコースを縫って気合を入れて踏んだけど。初手をミスしました。自分のせいですね。中団からが理想だった。この緊張感で100%の力を出すのは難しかった。また練習してきます」

 3着に入った原大智はゴール後に落車して医務室に搬送された。前受けから果敢な先行策に出た小堀敢太は、こうレースを振り返った。
 「昨年の(7月)富山で特進した時は、原さんが番手で援護してくれた。今回はそれ以来の連係だった。新山(響平)さんを連れた豊橋記念の時ぐらい気合は入っていました。(周りからは)結構掛かっていたと言われました」

Race Playback

レース展開4
 3番手を確保した谷口遼平選手がまくりで後続を引き離し快勝。目標不発の恩田淳平選手が地元の意地で踏み2着。

レース経過

誘導員 : 天田裕輝

 号砲で小堀敢太と谷口遼平が飛び出すが、小堀が正攻法の位置を取り切る。小堀-原大智、谷口-川口公太朗、齋木翔多-恩田淳平-小林大介-久木原洋、原井博斗で隊列は落ち着いた。 青板経過で小堀は徐々に誘導との車間を切っていき、バックで誘導が退避すると、そのまま主導権を握っていく。原井が3コーナーから空いた内をすくって中部勢の後ろに切り替えを狙うが、齋木も譲る気はなく5番手を激しく取り合うことに。結局、齋木が赤板1センターで6番手に引く。レースはこのまま流れ、最終ホーム手前で齋木がまくるも車の出は良くない。一方、絶好の3番手に位置した谷口は2コーナー入り口からスパート。原のけん制を乗り越えて3コーナー過ぎには先頭に躍り出た。川口は原に阻まれてやや遅れ、谷口が独走状態になってV。川口と原は併走しながらゴールを目指したが、中団から外を踏んだ恩田の伸びが良く谷口と4車身差の2着に入った。