• 7/2〜7/5
  • 小松島競輪場開設76周年記念阿波おどり杯争覇戦

  • 7/2〜7/5

後記 GⅢ 小松島 07/02

アクシデントにも動ぜず王者の貫禄

古性優作

古性優作

優勝写真
優勝写真
優勝写真

 日本選手権競輪、高松宮記念杯競輪とGIで連続優勝をしている古性優作は、アクシデントが発生したレースでも動じることはなく、状況を冷静に確認して、ためていた脚を直線で解き放った。
 「誰が転んでいるか、しっかり車番を見て判断して、でしたね。流れでしっかり力を出し切れたらと思っていましたし、考えていない展開になりました」
 赤板1センターで犬伏湧也は車体故障、小倉竜二が落車し、レースは7人の争いに。石原颯を突っ張った郡司浩平がペースを緩めると、嘉永泰斗が最終ホームからスパート。嘉永を郡司と和田健太郎の南関勢が追って、その後ろにいた古性は「(嘉永の仕掛けは)隙がなかったですし、素晴らしかった。鈴木(竜士)君が外にいたので、なかなか、外を仕掛けられなかった」と道中では脚力を温存する展開になった。
 鈴木との併走がほどけると、2センターから車を外に持ち出し、直線で思い切り踏み込む。「自分だけ脚を使っていなくて、それだけですね。(優勝は)全然わからなかった。敢闘門に戻って仲間に言われてから気づきました」という2着の郡司との着差は8分の1車輪。「うまく勝っただけという感じ」とレースを振り返った。
 初日、2日目と新しいフレームを使っていたが、3日目からは「馴染みのあるフレーム」に乗り換えた。高松宮記念杯のときも使っていたフレームで「現状は今日、乗っているのがいいのかな」と、常に上を目指して試行錯誤を積み重ねている。
 今後の目標は、次のGIの舞台、松山・オールスター競輪だ。 「8月にオールスターがありますし、トレーニングをして、そこでいい状態で入れるように。(賞金ランキングは独走で1位だが)僕にできるのはトレーニングをしてG1で結果を残すこと。G1は力で勝ちにいきたい」。輪界最強の古性は、GI3連続優勝を見据えている。

 正攻法からレースを進めた郡司浩平は、石原を突っ張ると、アクシデントが起きたあとの状況にも冷静に対応する。カマしてきた嘉永の後ろに最終2コーナーで入り、距離を詰めるように踏み込んだ。
 「実質2分戦のような感じで、地元は4車いましたし、せっかく内枠なので前から臨機応変に走ろうと思っていました。(石原が)思ったよりゆっくり押さえに来たので、引いても絶対にまた来るとは思っていた。アクシデントの状況は把握できていましたし、あまりスピードを落とさないように徐々に上げていく感じでした。2車ですし、まくられたら和田さんもないですし、ペースで踏んでという感じで。あれ以上はフカせられなかったですね。体の状態は戻っている感覚でしたし、(前回から)自転車は急遽セッティングを変えて、乗り方を合わせるような感じだったんですけど、いい方向性にはいっているのかなと。もう少しセッティングにはまる感じは欲しいですし、(サマーナイトまで)10日間ぐらいあるので煮詰めたいですね」

 嘉永泰斗は最終ホーム前から思い切った仕掛けに出る。鋭い出脚で郡司を叩いていく。単騎でのカマシ先行。あとは自分との戦いだった。
 「(初手は)前の方に出たいなと思っていたし、2分戦だったのであの位置になりました。余裕を持って、詰まったら行こうと思っていました。仕掛けられているので、後はどれだけ粘れるかでしたね。踏み出しは良かったと思います。(今節は)初日、2日目はキツかったけど、日に日に良くなっていく感じでした。3日目からは高松宮記念杯に近い感じでした。帰ってからは疲労を抜きたいと思います」

Race Playback

レース展開4
 外コースを鈴木竜二選手、石原颯選手にふさがれて仕掛けられなかった古性優作選手だったが、直線入り口から踏み出すと前の3人をまとめてのみ込んだ

レース経過

誘導員 : 原田研太朗

 最内枠の郡司浩平が誘導員を追う。道中は、郡司-和田健太郎、古性優作、嘉永泰斗、鈴木竜士、石原颯-犬伏湧也-小倉竜二-山形一気の順で周回を重ねる。 石原が赤板で切りに行くと、前受けの郡司が突っ張る。突っ張られた石原は1コーナーで再び後方に下げようとしたところで、犬伏と小倉が接触し、小倉が落車、犬伏が車体故障のアクシデントが発生。郡司は打鐘過ぎから次第にペースを上げるが、最終ホーム手前で嘉永が一気にスパート。嘉永は1センター過ぎに郡司をとらえる。だが、郡司は番手に入り直し、3コーナー過ぎから石原のまくりに合わせて車間を詰めていって、直線を迎える。直線半ばで嘉永をとらえた郡司の外を、2センター過ぎから踏み込んだ古性が鋭く伸び切ってV。郡司は2着。嘉永は3着。