• 西武園競輪場開設67周年記念ゴールド・ウイング賞4/22〜4/25

後記 GⅢ 西武園 04/22

松谷秀が激戦制す

松谷秀幸

松谷秀幸

 3松谷秀幸選手が、直線で抜け出してV。2着に4近藤隆司選手、3着に7脇本雄太選手が残り、3連単は約22万円の高配当に。表彰式では、花束を持って写真撮影に応じる。

 地元のエース・平原康が準決で敗退して、V争いは激化。松谷は、千葉勢と袂を分けて己の力を信じた。そして、レース巧者ぶりを発揮して、見事2度目のG3制覇を成し遂げた。
 「近藤君がやる気ならモガき合わせるか、それか粘るか。臨機応変に走ろうと考えていました。まさか脇本君が降りて来るとは思わなくて。でも、降りてくれたから展開も向きましたね。あそこで引いたらないので。うまく稲垣さんにあたって対処できたと思います」
 今シリーズは初日に先行で勝ち上がると、準決では軽快なまくりで別線を粉砕。そして決勝は、「決め球」を見せるなどタテヨコ俊敏な動き。この優勝で完全復活と言ってもいいだろう。
 「昔は(イン粘りを)よく使っていたんですけどね。師匠(佐々木龍也・引退)に『決め球は最後まで取っておけ』と言われていたので、ここぞって時に使おうと。なるべくタテで脚を磨いて、そしたら落車も減ったし、良くなってきました。(前回の松山で優勝したが)その次が大事と師匠に言われていたし、勝てて良かったです」
 千葉から始まった風は、神奈川まで巻き込んで吹き荒れる。南関の勢いは、まだまだ止まらない。
 近藤は3番手から4コーナー勝負に出たが、届かず準V。
 「松谷さんが粘ったのはわかりました。カマして来ると思ったし、ワッキー(脇本)の番手に入れればよかったんですけどね。3番手になったけどバックの向かい風がすごくて動けなかった。最後は伸びたけど、松谷さんのほうが余裕がある感じで強かったです」
 3着の脇本は、組み立てを反省する。
 「情けないです。赤板のあそこでひよってしまったのが全て。出切らなかったらラインが全滅になってしまうし、車間も空いてたので。自分の弱さが出ました」
 諸橋は松谷と連結を外して後方に。直線でも持ち前の鋭脚は見せられず6着。
 「俺の反応の悪さが出てしまった。前が優勝しているので、付いていけばよかったけど…」
 稲垣は、番手を死守できずシンガリ負け。
 「予想外の展開になりました。松谷君に位置を取られてしまったので、そこは反省して。次に頑張ります」

Race Playback

レース展開3

レース経過

誘導員 : 大澤雄大

 号砲で近藤が飛び出すも、和田が先に誘導を追って近藤を迎え入れる。初手は近藤―和田―武井、松谷―諸橋、脇本―稲垣―村上―澤田で並ぶ。
 近藤は青板周回から何度も後ろを振り返る。脇本が4角から勢い良く上昇してくると、近藤は誘導を下ろして突っ張っていく。すると、脇本は急遽進路変更。内に下りて中団に割り込むと、引けなくなった松谷は粘る作戦に出た。近藤が打鐘から徐々にペースを上げていく中、脇本は再度4角から反撃を開始。ホームで叩いて主導権を握った。稲垣は踏み遅れ、外に浮いて終了。番手には松谷が続き、諸橋はコースが塞がり前を終えず。合わせて踏んだ近藤が3番手に入った。後方からの反撃はもうなく、最終バックでV争いは絞られた。直線に入り脇本は懸命にゴールを目指したが、松谷が追い込んで優勝を手にした。続いた近藤が2着で脇本は3着となる。

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