• 立川競輪場開設66周年記念鳳凰賞典レース1/4〜1/7

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 立川 01/04

 「去年からの続きみたいな状態で、まだリセットできていない」

 グランプリの大一番からわずか中3日、優勝した平原康もこう口にしたように、浅井康のグランプリ組。小川真、堀内俊、新山響のヤンググランプリ組は、年末からの延長線上に今シリーズがあったのかもしれない。しかしながら、前期とは違った舞台に、気持ちを新たに新春を迎えた選手もいる。

 「もう一回、自力でS級に上がろうと。やっとここがスタート地点」

引地正人

引地正人

 固い決意で11年以来のS級に返り咲いた引地正は、5着のシリーズを振り返る。

 「テレビで見てるんじゃなくて、S級で走るっていうことが大事。なんとか走れているけど、いろいろやることもある。まだ、点数が上がらないから、いまが狙い目ですよ(笑)」

宇佐見裕輝

宇佐見裕輝

 32歳、デビュー10年目にして宇佐見裕は、S級のステージにたどり着いた。一次予選は立ち遅れての追い込みで3着。二次予選にコマを進めたものの、組み立てを反省して2日目以降は積極的な姿勢を貫いた。

 「まくりじゃなくて風を切れって、連日先輩からアドバイスをもらった。バックを取る競走を心掛けないと。本当に日々、勉強でした」

朝倉佳弘

朝倉佳弘

 群馬から移籍して東京を引っ張ってきた後閑信が、昨年末に引退を表明。朝倉佳の胸に、様々な思いが去来する。

 「いつまでも後閑さんに甘えてはいられない。この開催中にちょっとずつ(引退を)受け入れていきました。レースのこと、宿舎でのこと。後閑さんに教わったことを考えてました。まだまだ自分は未熟なんで、後閑さんにはもっといて欲しかった。でも、後閑さんが僕にしてくれたことを今度は僕が若い子していかないといけない。これから(京王閣からは)若い子がどんどんと出てきますから」

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