• 玉野競輪場開設67周年記念瀬戸の王子杯争奪戦3/8〜3/11

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 玉野 03/08

柴崎淳

柴崎淳

 天候と風が日替わりで、とくに海風の影響に悩まされた自力型が多かった今シリーズ。そのなかで柴崎淳は、着。番手が付け切れず展開に泣かされるシーンもあったが、従来のイメージ以上の積極的な仕掛けを披露した。

 「(4日間で)悔いが残るレースはなかった。準決ではとくに先行勝負と思っていたし、それで残れたら上位で戦えると思う。体のキレはもう戻っているし、(先行をして)どのあたりがダメなのかもわかった。先行している時とまくりになった時では、脚の回し方が違う。そういうのを練習でもやって、逃げて結果が出るようになればと思っている」

 先行策での課題に取り組む柴崎だけに、番手が“買い”になろう。

鈴木謙太郎

鈴木謙太郎

 「今年に入ってから頭と体がすごい一致している」と、好調時の軽快なスピードが戻ってきた鈴木謙。前回の名古屋記念同様に2勝をマークして、上昇気流に乗ってきた。

 「(自転車に)体を置く場所が決まったんで、自分としてはすごい楽ですね。踏まなくても進んでくれるし、脚が勝手に回ってくれる。あとはいかに消耗しないようにするかだと思う」

諸橋愛

諸橋愛

 全日本選抜の準決で落車に見舞われると、続く前回の名古屋記念準決は失格を喫した。今シリーズも準決で落車。悪い流れを断ち切ることはできなかった諸橋愛だが、単騎の最終日は最後方から鮮やかに突き抜けて1着。検車場の選手たちからは、感嘆の声があがった。

 「(最終日までは)人気になっているのに連にも絡めなくて、落車もしてしまった。それで体というよりは、気持ちを保つのがキツかったですね。いまはダメですけど、流れが良くなってくるまで耐えるしかないと思っている。今回(の落車)は擦過傷がゼロだった。大怪我をしなければ、次がありますから。あとはやるべきことをやってと思っている」

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