• 高知競輪場第34回共同通信社杯競輪9/14〜9/17

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅡ 高知 09/14

太田竜馬

太田竜馬

 和田圭、清水裕に太田竜がビッグ初優出し、9名中、4名が20代とフレッシュな顔ぶれで争われた決勝戦。平原康が格、実績の違いをみせつけて世代交代に待ったをかけたが、「若手の登竜門」と位置づけされるシリーズの特徴が色濃く出た4日間だった。

 決勝戦は失格に終わった太田だったが、勝ち上がりでみせた力強さは今後の活躍を期待させるには十分だった。

 「今まではいかに軽く乗るかだったけど、今は長所を生かすほうに。オールスターの敗戦で考え方を叩き直されました。それがいい方向に向いてる」

簗田一輝

簗田一輝

 前検日に「強いなってインパクトを与えられるように」と話していた簗田一は初出場のビッグレースで準決勝に勝ち上がった。

 「思ってたことの半分はできたかな。勝ち進めたのは良かったけど、全体的に力不足。まだまだですね」

 同じく初出場の佐藤幸は「これに慣れていかないとダメですね。足りないものは見えたし、また気合入れて練習しないと」。敗戦のなかに今後の課題を見つけたようだ。

 初日が悔やまれるのは2日目から3連勝の中川誠、近藤隆。最終日の特別優秀でワンツーを決めた柴崎淳、坂口晃にとっては復調の手ごたえをつかんだシリーズになった。

佐々木則幸

佐々木則幸

 佐々木則、山中貴の地元コンビはそろって一次予選を突破。佐々木は準決勝まで勝ち上がって意地を見せた。

 「準決勝まで行けて多少形にはなったかな。高知2人で一次予選をクリアして、盛り上げられたと思う。県別の競走得点だったら高知勢は最下位だろうから頑張ったほうですよ」

 山中は「普段の地元戦とは緊張感が違う。経験不足だけど、得るものは多かった」と初の地元ビッグを振り返った。

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