• 四日市競輪場開設71周年記念泗水杯争奪戦11/10〜11/13

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 四日市 11/10

貴志修己

貴志修己

 復調を実感する貴志修己の反撃がようやく始まった。今期から定期昇級でS級格付けされたが、2場所目の岸和田G3で落車のアクシデントに見舞われ、スタートダッシュにこそ失敗。しかしながら、ようやく体と自転車がマッチして急復調を遂げている。

 「右の肋軟骨を骨折して良くなかったんですけど、体の感じも良くなってきました。落車した時にフレームも壊れてしまってかみ合っていなかったんですけど、ようやく新車がきて前回の福井から換えたら感触が良くなりましたね。先行にこだわってやってきて、今回初めてグレードレースで1着を取れたので。上を目指していくなら2日目みたいな競走じゃなく、最終日みたいに強い相手を後方に置いて先行で勝負して結果を出していきたい」。寺崎浩平や町田太我ら先にG1戦線で活躍中の同期の背中を追い掛けて、さらに高いステージを目指している。

 「今年の目標はまずはしっかりS級点を確保すること。来年はもっと上で勝負できるようになりたいので。このあとすぐ地区プロがあるんですけど、そこでしっかり優勝を狙いたい。去年も1kmTTに出て優勝しているんですけど、去年よりもタイムは良くなっているので。今年も地区プロを頑張って去年は中止になってしまった全プロに今年こそ出て3着以内に入れるように。それがG1への道で近いと思っているので」

 これまでの遅れを取り戻すかのように、かみ合い始めた歯車が動き出す。

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