• 立川競輪場 KEIRINグランプリ2023シリーズ12/28〜12/30

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GP 立川 12/28

 今年は郡司浩平の出場もかなわず、静岡に移籍してからは初めて、6年ぶりのグランプリは単騎になった深谷知広。練習仲間でもある渡邉雄太とのタッグで共同通信社杯を制して久々のビッグVなど、ラインの力がグランプリに出場に大きく傾いた。それだけに南関を背負う決意のようなものが、単騎勢での“最前列”の3番手取りのスタートから伝わってきた。「今年は一人になってしまったので、南関みんなで力を合わせて、2人、3人とラインで走れるように」。愛知の時からライン、仲間との関係性を大切にしてきたが、環境の変化が生んだエボリューションでもあろう。S班にカムバックの24年シーズンが楽しみでならない。

小林泰正

小林泰正

 積極的な走りで調子を戻し、競走得点を上げてきた小林泰正は、「佐々木(悠葵)君が自信なければ、自分が前で走るつもりだった。けど、前で頑張ると言ってくれた」と、決勝で同県の後輩に託した経緯を打ち明けた。チャンスを逃さずに、番手まくりで昨年7月以来の優勝。来年はトレーニングでともに汗を流すS班の眞杉匠との同乗が鍵を握ってくる。

 「去年が悪かったので、今年の1年は頑張っていこうと思っていた。(優勝で)いい締めくくりができて良かったです。今年は眞杉に刺激をもらったのが、後半大きかったです。一緒に走れるようにと頑張れた。来年は眞杉と並んで走るのが目標。(連係は)いままでも数回あるけど、全部、眞杉が前です。自分が前を回れるように頑張っていきたい」

嘉永泰斗

嘉永泰斗

 5月の函館記念ではバンクレコードのおまけ付きで優勝した嘉永泰斗は、いまや押しも押されもしない熊本のエース。今年後半は落車による怪我で歯車がうまくかみ合わなかったが、24年に再開が予定されている地元、熊本のためにもさらなる飛躍が求められる。

 「(熊本での)地元記念を獲ることが目標です。まずは(5月の)ダービーにもっていって、そこから地元記念ですね。(今年は)最後に(落車があり)崩れて、来年は1年間をしっかりと戦える体に戻してです。(G1の)二次予選までは道中でも余裕がでるようになったので、それは来年につながります」

河野通孝

河野通孝

 昨年は1年間で18勝の河野通孝だが、今年は7月からの半年間だけで20勝をマーク。「前のおかげで1着が取れている。自分の力ではないですね」と、例によってラインへの感謝を忘れることはないが、40歳で大きな変わり身を見せた。

 「5月くらいから練習方法を変えてみて、わりと早く結果が出た。落車がないのも大きいですけど、上の選手と走るとまだまだですね。セッティングも大きく変えて、それがハマったのもある。ただ、まだいろいろ微調整して、これだっていう完ぺきなのは見つかっていない。そこはその都度、修正して変えていきたい。7月からの1着回数は一番っていっていいくらいだし、充実してました」

中嶋宣成

中嶋宣成

 一昨年7月にS級の舞台を初めて踏んだ中嶋宣成は、これでS級3期目が終了。今期はS級を楽にキープできる102点台を、持ち前のケレン味のない走りでとった。

 「今日(2日目)はセッティングを変えた。ハンドルのステムを5ミリ伸ばしたんで、今日の方が流れていたし踏み直せた。あとは(セッティングを)もうちょっと煮詰めたい。(今期も点数を確保して)S級にはいられるかなと。ただ、今期は3回ですかね、決勝に乗ったのは。もっと決勝に乗って、その先(S級初優勝)を見たい。まずは優勝をして、1班を取れればっていうのもあります。それで特別競輪とかですね。そこは(いまの競走スタイルで)自力で乗りたい」

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