• 3/12〜3/15
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インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 西武園 03/12

児玉碧衣の顔写真

児玉碧衣

太田りゆの顔写真

太田りゆ

 男子のG3とガールズ4日制で行われたナイターシリーズ。男子で優勝した阿部将大は、直前に小野俊之が引退するということが報じられたことに、「引退は聞いていました」と明かす。「大分といえば、いまだに小野さんだと思う。そこを僕が変えられるように頑張っていきたい。周りからも認められる選手になりたい」と大分を代表する選手になるために、目指す舞台はG1のタイトルに狙いを定めている。ガールズは児玉碧衣、太田りゆ、柳原真緒の強豪対決に注目が集まったが、終わってみれば、児玉が逃げ切り4連勝でシリーズを完全に支配した。

 児玉碧衣は徹底先行のスタイルで戦い、4連勝。内容、結果ともに申し分なく、今後のG1戦線に向けて視界は良好だ。昨年のガールズグランプリから新車を投入。そこからセッティングや乗車フォームなど、試行錯誤を積み重ねてきた。2走目のあとには「体調は問題ないけど、脚に疲れが残っています。クールダウンをしたことがないので、これからアドバイスをもらったりしたい。G1では疲れを残さないで走るのが大事になってくる」と語っていた。新たなレーススタイルを身に付けて、まだまだ伸びしろだらけの児玉は、タイトル獲得のために、現状を打破するために、今年は、さらにスケールアップした姿でG1戦線に挑む。

 「今回は最近のなかでも一番、内容をもって走れた。(新車は)最初は違和感があったけど慣れてきた。次の久留米からはシューズも換えようと思っている。フレームが堅いので、シューズも堅い方がいいと周りから言われているので。いろんな方からアドバイスをいただいています。自分の力というよりは周りの人の助言やサポートのおかげです。あとは自分の力をつけてフレームに対応できるようにしていきたい。力をつけることと頭を磨いていくことですね。今回みたいに1レース、1レースでしっかり内容をもってやっていければ結果はついてくると思うので、大きな目標は立てずに、1レース、1レースでしっかり目標を立ててやっていきたい」

 太田りゆは、昨年8月のガールズオールスターで左鎖骨を骨折。初の鎖骨骨折を負ったあとは、満足のいく状態ではなかったが、今節の3日目まで30連勝と圧巻の白星ラッシュ。今回は児玉、柳原ら、G1の常連選手との戦いのなかで現在の立ち位置、力を再確認する場になった。ナショナルチーム仕込みでトップスピードが高いことは証明済み。これからケイリン選手としての強さを追い求めていく。 「(決勝は初手で児玉の後ろになり)悩みました。そのままで、いいところかと思って。でも今回やるべきことはそこではないと。すごく冷静に立ち回りました。(児玉)碧衣ちゃんとヤナギが踏み合っていたのを見ていて、碧衣ちゃんが出渋っていたのか、そこを(出切るのは)どっちか、見てしまいましたね。いまやるべきこと、しっかり自分で組み立てることはできた。たられば、ですけど、そのまま(児玉の)後ろについていたらどうだったのかなというは思います。悔しいです。いったん、一線から退いていたけど、このまましっかりやっていけば、心配はないのかなと思います。この気持ちでやっていきたいです。この4日間はトップ選手と戦っていい刺激になりました。大事なところで勝ち切れるようになりたいですね。しっかり戦う気持ちは見せられたと思います」

室井蓮太朗の顔写真

室井蓮太朗

 室井蓮太朗は直前の岸和田でS級初優勝。「やっとできました」と勢い良く乗り込んできた。状態面も問題はなかった。だが、一次予選では道中でフタをされてしまい、仕掛けが遅れ5着での突破。二次予選では二段駆け態勢の関東勢を力ずくでまくりきったが、最後に内に上がったところを飯野祐太に突かれて5着になり、準決勝を逃した。だが、残りの2走は連勝で締め、確かな能力を見せつけた。予選の失敗を糧に、さらなる成長を遂げることは間違いない。 「状態は良かったので、初日と2日目のレースが悔しいっす。課題が見えましたね。これからは、そこを考えてやっていきたいです。湊(聖二)さんに、『優勝したあとの開催が大事』と言われていたので、気は引き締めていたのですが…。(次のG3の4月)名古屋に向けて頑張っていきたい。名古屋は準決にはいって、そこで力勝負して勝ち上がれれば」

黒沢征治の顔写真

黒沢征治

 黒沢征治は大宮記念で落車し、今回は約2カ月ぶりの復帰になった。「前まではすぐに復帰していたけど、先輩からアドバイスをもらってじっくり治してから復帰してもいいのではないか」という助言の通りに万全に近い状態でシリーズに臨んだ。開催初日にバースデー勝利を挙げるなど、1着で2勝をしたものの、ウィナーズカップの裏開催でもあり、準決勝敗退という結果は納得できるものではない。今回のリベンジの機会は4月の西武園競輪開設76周年記念「第1回平原康多カップ」ですぐにやってくる。

 「誕生日は言われて気づきましたし、緊張してそれどころではありませんでした。地元の応援団の声援がすごかったですし、やっぱり地元のG3は違いますね。(復帰戦でも)走れていたので状態は問題ないかと思います。ただ、全体的に底上げが必要です。自力の決まり手をつけて自信をつけていきたい」